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2016/8/27 6:00

【一番搾りで四国巡礼】47都道府県シリーズ第3弾が登場! 県民性の違いを実感できる限定醸造を試してみた

キリンビールが進めているプロジェクト「47都道府県の一番搾り」。その第3弾となるシリーズが8月2日に発売されました。今回、北は山形から南は宮崎までというラインナップですが、その12本をチェックし、注目ポイントをレポートしていきます!

 

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アルコール度数の違いに注目!

第3弾の大きな特徴のひとつが、アルコール度数4.5%の「福島づくり」と6.5%の「高知づくり」が同時発売されているということ。これはシリーズ中最も低いものと高いものになり、その差をはっきりと感じられるというのがポイントです。それぞれの特徴にクローズアップしてみましょう。

↑コンセプトは「気心の知れた仲間と心温まる語らいが続く」浜・中・会津の一番搾り
↑コンセプトは“気心の知れた仲間と心温まる語らいが続く”浜・中・会津の一番搾り

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中味は低めのアルコールとホップの軽快な香りが生み出す、飲み続けても飽きのこないおいしさ。個人的には、最初は優しい飲み口で、余韻はきわめてすっきりとした印象でした。

 

↑高知づくりは“いごっそう(快男児や酒豪という意味)・はちきん(男勝りな女性という意味)もうなる!”がコンセプト
↑高知づくりは“いごっそう(快男児や酒豪という意味)・はちきん(男勝りな女性という意味)もうなる!”がコンセプト

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高知は、一世帯あたりの飲酒費用が全国で最も高い県。そんな人たちを満足させるという意味で、6.5%のパワフルな味わいに仕上げたということですね。確かにアルコールのパンチもさることながら、これにより麦のどっしりとしたコクや旨味も感じられます。

 

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それぞれ飲み比べると、違いはより明確。一番搾りらしい麦の旨味はありながら、すっきりとした福島づくりとパワフルな高知づくりで、強弱による違いが発見できます。

 

 

四国それぞれの一番搾りの味もじっくりチェックしてみた

もうひとつの大きな注目点は、先述の高知を含む四国の一番搾りが同時発売されたということ。これも面白いポイントで、それぞれの県民性をビールで感じられるチャンスといえるでしょう。

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旅行などで四国巡りをすることがあれば、同様に4県の一番搾りを買って試していただきたいところです。それでは、各ビールの特徴をチェックしていきましょう。

 

↑阿波の旬の素材を囲んで、気心知れた仲間と“まけまけ(あふれるほど)いっぱい”楽しむというのがコンセプト
↑阿波の旬の素材を囲んで、気心知れた仲間と“まけまけ(あふれるほど)いっぱい”楽しむというのがコンセプト

通常よりも麦芽を増量して飲みごたえを付与する一方、香りは穏やかに仕上げたとのこと。確かに、すき焼きのような味わいの徳島ラーメンや、弾力と濃い味わいが特徴の地鶏・阿波尾鶏に通じる豊かな味わいがあります。

 

↑「人柄も 料理もええわい 伊予の国 仲間と飲もや 一番搾りと」五七五七七でテーマをうたった愛媛づくり
↑「人柄も 料理もええわい 伊予の国 仲間と飲もや 一番搾りと」五七五七七でテーマをうたった愛媛づくり

柑橘を連想させる、フルーティで爽やかな香りのホップを使用する一方、苦みを控えめにした飲み口すっきり系の味わい。一番搾り製法による麦の旨味がありながら、特産品のみかんをうまく表現した秀作ですね。

 

↑穏やかな瀬戸内海の景色・地魚とともに、自分も仲間も互いにもてなすというのがコンセプト
↑穏やかな瀬戸内海の景色・地魚とともに、自分も仲間も互いにもてなすというのがコンセプト

穏やかでありながらしっかり者という香川の県民性をイメージして造られたこの味は、しっかりした飲みごたえと、すっきり穏やかな後味の抑揚が特徴。讃岐うどんに欠かせない「いりこダシ」のように、優しくて奥深い旨味がしっかりとあって、なおかつ心地よい爽快さも感じられます。

 

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原材料はどれも一緒なので液色に大差はありませんが、生み出そうとするイメージによって味が変わるという興味深い発見をすることができました。今回のように近しい県で飲み比べるのもいいですが、9月のシルバーウィークでもし遠出をした際には、ご当地の一番搾りを買って住まいの一番搾りと飲み比べてみるのも面白いと思います。また、お土産にもぜひご活用いただければ!

 

【URL】

47都道府県の一番搾り http://www.kirin.co.jp/products/beer/ichiban/ji/is_47/