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サントリーから今年大注目の新商品ワインが出た。「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。糖質30%オフ(※1)」(以下、おいしいワイン。糖質オフ)だ。
コロナ禍の健康意識の高まりで注目も集まる糖質オフ商品だが、これがいよいよワインのジャンルにまで波及。しかも、「国内ワイン市場売上容量No.1(※2)」の「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。」シリーズから出るのだから、今後、市場が激変する可能性は極めて高い。
本記事では、GetNavi web編集長の山田佑樹が糖質オフ系商品のトレンドを紹介したうえで、本商品にガッチリハマる人を分析。自身も緩いロカボ生活を続けており、糖質制限生活者の目線も踏まえながら解説していく。
サントリー
「酸化防⽌剤無添加のおいしいワイン。糖質30%オフ」の詳細はこちら
※1 「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。(赤)」「同(白)」の平均値との比較 ※2 インテージSRI+調べ 国内ワイン市場2020年8月~2021年7月販売容量(全国SM/CVS/酒DS/ホームセンター/ドラッグストア/一般酒店/業務用酒店計)
“身体を気遣えるワイン”という新たな選択肢
本論に入る前に、機能性アルコール飲料全体をめぐる状況を簡単に説明したい。
上の図はサントリーのビール/新ジャンル/チューハイ商品のうち、糖質ゼロや糖質オフ、糖類ゼロのラインナップを一覧にしたものである。ユーザー側は、飲みたいお酒をシーンや身体の状況と相談して、選んで飲める環境が構築されている。
ただしワインだけは事情が異なり、他社も含めて糖質オフまで踏み込んだ商品はほとんどない。それだけに、「おいしいワイン。糖質オフ」が今回加わることで、消費者は“身体を気遣えるワイン”という選択肢を手に入れることができるのだ。
ワインという新たな選択肢が食の選択肢も増やす
もう少し選択肢の話に触れたい。
上の表は大まかに、一般的な1杯目と2杯目の選択肢を並べたものである。この表を見て、2杯目の選択肢がマンネリになっていると思った人もいるのではないだろうか。
私の場合で言えば、昨年から糖質を適度に制限するロカボ生活を続
ここで、「おいしいワイン。糖質オフ」という選択肢があると、状
1杯目は機能性ビールやハイボールを飲み、2杯目は「おいしいワ
編集長とフードアナリストによるクロスレビュー
ここまで「おいしいワイン。糖質オフ」が持つ独自のポジショニングから話を進めてきたが、最も肝心なのは味である。多くの人は「糖質オフ=味が犠牲になる」という印象があるはずだ。
では、「おいしいワイン。糖質オフ」はどうか?
端的に言うと、しっかり飲みごたえを感じられるおいしいワインである。というか、私のように一般的な味覚レベルであれば、糖質がオフになっていることには気づかないはずだ。糖質制限をしている人なら、これが最適解。少なくとも、私にとってのデイリーワインはこれで決まりだ。
これはオフしている糖質を「30%」に留めている点が大きい。サントリーの担当者によると、それ以上糖質をオフにすると果実感が弱まり、味わいのバランスが悪くなるという。糖質オフだけを目的とするなら、30%以上にすれば良いが、そこはワインに対して並々ならぬこだわりとノウハウがあるサントリー。絶対譲れないポイントとして、30%オフで総合力を高めているという形だ。
味に驚いたところで、ここからはいくつかペアリングした感想を述べていこう。いつもGetNavi webでお酒がテーマの記事を執筆するフードアナリスト・中山秀明さんとのダブルインプレッションで、一般人目線とプロ目線での評価をお届けする。
スッキリとした味わいの白は、料理をおいしくしてくれる一本
・ペアリング1:「白」×前菜
・ペアリング2:「白」×魚
「おいしいワイン。糖質オフ」の白で私が感じたのは、味わいがスッキリとした辛口であるため料理にすこぶる合うという点だ。スティック野菜では野菜の繊細な甘みを邪魔することなく、おいしさを引き立てる。魚も同様で、サーモンのうまみや香ばしさを感じさせながら、ほどよくリセットし、また次のひと口が食べたくなる。
「糖質オフというのも関係しているのか、確かに甘さが少ないドライなおいしさがありますね。しかしながら、香りは十分。また洋梨のようなフルーティさがあって、心地いい余韻です。ペアリングしてみると、野菜スティックは野菜の青々とした苦味までもしっかり引き立て、ムニエルはサーモンの甘みやバターのコクが、ワインの爽快さでより鮮明になる印象です。料理をおいしくしてくれる一本だと思います!」(中山さん)
しっかりとした味わいの料理と相性のいい、ミディアムボディの赤
・ペアリング3:「赤」×前菜
・ペアリング4:「赤」×肉
「おいしいワイン。糖質オフ」の赤も非常によくできている! 甘さが控えめで、ほどよい渋味の効いたミディアムボディに仕上がっているため、料理との相性の幅が広い。アヒージョのようにオイルを効果的に使った、しっかりした味わいの料理や、今回の砂肝をはじめ鶏肉のなかでも食感やうまみが豊かな部位にはドンピシャだ。
「果実味がボリューミーで、香りからしていいですね。赤いベリー系や、桃のようなブライトでやわらかなニュアンスを感じます。飲み口はほどよくまろやかでいて、しつこさはなくスムース。今回のような肉料理はもちろん、和食ならソースを使う粉ものや、照りのある煮込みにタレ系の焼き物に合わせるのもいいでしょう。料理全般でおいしさを味わえるはずです」(中山さん)
なお、赤白の共通点としては、「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。」のシリーズだけあり、酸化防止剤が無添加のナチュラルなおいしさが挙げられる。さらに、スクリューキャップタイプで保管が容易。1.8Lもラインナップしているので、ストックにも重宝するなどと、糖質オフ以外の機能面にも優れた商品なのだ。
料理の選択肢拡大⇒食事が楽しい⇒生活に彩りが出る
最後は少し抽象的な内容で締めたい。
コロナ禍以降の生活は、外出・外食を控えるなど、制限の時代だ。個人的なことで言えば、コロナ禍で激太りしたこともあって糖質制限をしたので、平日は食べるものや飲むものにも制限がかかった。
それを取り戻すために、週末は少し豪勢な食事にしたり、たまにはお取り寄せをしてみたりする。ただ、そうすると平日との落差が大きすぎて、平日の味が余計似たものに感じる状態に陥ることもある。
まあ実際は、おうち家電を充実したり、お風呂アイテムを採り入れたり、それなりに工夫はしていたが、この1年半を振り返ると彩りに欠けていたのは変わらないと思う。
そんな中で、「おいしいワイン。糖質オフ」は糖質こそ制限(=オフ)しながらも、選択肢は増やしてくれる点が素晴らしい。これまで食卓に並ぶことが少なかったような食材やおつまみが並び、食事の時間が待ち遠しくなる。食事の時間が楽しくなれば、家族との時間も有意義になる。といった形で、単に飲んでおいしいだけでなく、派生効果が大きい。単なるワインというジャンルを超えた価値があると考えている。
なので、「おいしいワイン。糖質オフ」は健康に気を遣って糖質をオフにしようとしている人はもちろん、毎日の生活に彩りを求めている人にもぜひ飲んでほしい。
もう少しだけ語らせて欲しい。個人的には、1杯目は機能性ビール
1杯目が機能性ビールで、2杯目以降も機能性ビールやチューハイ
「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。糖質30%オフ」の詳細はこちら
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執筆:山田佑樹・中山秀明、写真:湯浅立志(Y2)