グルメ
2021/8/12 17:45

この卵焼き、卵じゃないの? 最先端の「エシカルな食」が集まる渋谷「フードテックパーク」訪問記

展示品から宮崎県の希少なメンマをお取り寄せ

ちなみに、展示されていたアイテムのなかから、筆者が実際にオンラインで取り寄せたのはLOCAL BAMBOO社の「延岡メンマ」。これは宮崎県の延岡(のべおか)に生息するタケノコを使用したもので、エシカルな背景を持っています。

↑展示されていた「延岡メンマ」(オンラインで缶入り100g税込1500円)。ハイセンスなパッケージも印象的です

 

延岡には手入れができていない放置竹林があり、この竹が森に入る日光をさえぎることで木々の成長を止めたり、また根の浅い竹林が地滑りの原因となったりしているとか。その課題を解決すべく、放置竹林を有効活用したのが「延岡メンマ」なのです。一般的なメンマが台湾や中国に生息する麻竹(マチク)である一方、こちらは延岡に生息する孟宗竹(モウソウチク)を使った希少性が高いメンマとなっています。実際に食べてみると、豆板醤のような、延岡産の特製ピリ辛味噌でじっくり味付けされており、ご飯のお供や酒のつまみに最適でした。メンマカルボナーラやメンマアイスもオススメのアレンジだそうです。

↑「延岡メンマ」は、日本で流通するメンマのうち1%程度しかないという孟宗竹のメンマです

 

なお、冒頭で述べた通り「フードテックパーク」には「2foods」が併設されていて、多彩なプラントベースドフードを味わえます。展示アイテムの直接購入や試食ができないいまは、ここで食事をするといいでしょう。

↑「2foods 選べる合い盛りカレー」(税込1023円)。人気の「まるでバターチキンカレー」(左)と「こく旨オリジナルカレー」(右)をチョイスしました。どちらもコク深くスパイシーで絶品。ヘルシーな玄米とカリフラワーを混ぜ合わせたオリジナルライスを使っているのも魅力です

 

業界の最先端は、関係者専用の見本市などでないとなかなか触れる機会がありませんが、それを渋谷の街中で体験できるのはきわめて画期的。今回目にした海外商品の上陸も楽しみですが、それ以上に日本のフードDX(デジタルトランスフォーメーション)系スタートアップを応援したくなりました。期間限定で展示内容が変わるので、みなさんもぜひ足を運んでみてください!

 

【SHOP DATA】

FOOD TECH PARK

住所:東京都渋谷区宇田川町21-1 渋谷ロフト2F 2foods併設

アクセス:JRほか「渋谷駅」ハチ公口徒歩5分

営業時間:11:00〜20:00 ※コロナ禍では営業時間が変動する可能性があります。
定休日:渋谷ロフトに準ずる

 

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