グルメ
2021/6/21 17:45

植物由来原料のみで作られるプラントベースフードのテスラを目指す「2foods」。野望もウマさもガチだった!

最近のフード業界における一大トピックが、プラントベースドフード(プラントベースフード)です。なかでも特に話題なのが、2021年4月に3店舗とオンラインショップを同時にグランドオープンし、カゴメとの業務提携も発表した「2foods(トゥーフーズ)」。5月には4店舗目を開業するなど、勢いは止まりません。設立の背景は?  味はどうなのか? 今後の展望は? それらを探るべく、店舗取材と代表者インタビューを行いました。

↑2021年5月17日にオープンした4号店、「2foods 八重洲地下街店」へ

 

世界の潮流にグルメ大国の日本が勝負しない手はない

プラントベースドフードの直訳は、植物由来の食べ物。欧米ではすっかり身近な食文化で、スウェーデン発のIKEAは日本でも積極的に商品やメニューを展開しています。(IKEAのプラントベースフードについてはこちら

↑日本では良品計画が積極的な企業の一つ。無印良品では大豆由来のミートボールやジャーキーなどが商品化されています

 

一方で日本のメーカーや飲食店でも、2018年頃から大手を中心に大豆ミートの新商品が登場して話題に。ただし個人的には大手ならではの慎重さも見え、突き抜けるほど攻めているとは思えませんでした。そこに風穴を開けたのが「2foods」。自社開発のメニューはバリエーション豊富で、すべてがプラントベースドフードであるという専門性は他に類を見ません。そこで、ブランド設立の意図やコンセプトを、代表の東 義和さんに聞きました。

↑「2foods」を展開する株式会社TWOの東 義和(あずま よしかず)代表取締役CEO。自ら創業した企業ブランディングを行うPR会社を経て、2015年にウェルビーイングな事業を展開する株式会社TWOを設立。SNSで話題を集めた中性重炭酸入浴剤「BARTH」や、プラントベースドフードブランド「2foods」を立ち上げるなど、カラダ、ココロ、社会的にも満たされる“真の健康”をデザインする、プロダクトやサービスを提供しています

 

「例えば、世界のトップランナーである米国の『ビヨンド・ミート』は1兆円企業になっていて、他にも海外では有力なスタートアップが次々と生まれています。日本は食生活の違いなどが関係して遅れをとっていますが、プラントベースドフードはSDGs(持続可能な開発目標)の観点からみても広がるべき文化であり、浸透することは間違いありません。国内市場に可能性があるだけではなく、食は日本のお家芸ですから世界とも戦えます。そこで、日本を代表する世界ブランドになりたいという思いで『2foods』を立ち上げました」(東さん)

↑特徴の一つが、特定のプラントベースドフード専門店ではなく、メニューが多岐にわたるところ。麺類、カレー、ドーナツサンド、スイーツなどバリエーションが豊富で、すべてが動物性原料不使用です

 

日本がプラントベースドフードの後進国である背景には、そもそもヴィーガンやベジタリアン文化が欧米ほど浸透していないという土台の違いがあります。とはいえ健康志向は年々高まっていて、もともとニッチだったプロテイン食品は、いまやコンビニに置かれるほど定着。潜在的ニーズは十分あると言えるでしょう。

 

「日本での定着に大切なのは、圧倒的なおいしさだと思っています。ミシュランガイドの星の数が世界一なだけあって、日本は最も味に厳しい国。“ヘルシーだから味は二の次”では、リピートしてもらえません。例えばドーナツなら本家ドーナツのおいしさを超えるべく、本気で取り組んでいます」(東さん)

↑プラントベースドフードの世界の例は、クルマにおけるEVの進化に近いと東さん。「私たちはプラントベースドフードの業界で、EV業界を牽引するテスラを目指します」と語ります

 

「2foods」のコンセプトは「ヘルシージャンクフード」。プラントベースドフードが一定の層ではなく、より多くの人に受け入れられるためには食欲をそそるメジャーな料理であるべき。「メジャーな大衆食はギルティになりがちだけど、それが健康的だったらハッピーですよね?」という提案だと東さんは言います。

 

そんな、プラントベースフードのメニューの中から、最も肉感を楽しめそうな、「ソイチキンタツタドーナツサンド」を食べてみました。

 

 

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