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2021/9/2 18:45

5000円のビールに応募殺到!名ウイスキー「山崎」原酒樽で熟成させた「特別プレモル」の裏側

「ザ・プレミアム・モルツ」には「マスターズドリーム」という最高峰ブランドがありますが、そのなかでも特別な限定ビールがあることをご存知でしょうか。それは、名ウイスキー「山崎」の原酒樽で熟成させた希少品。

 

↑「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2021」。今年は2000本限定、1本5000円で抽選販売されました(応募期間は終了)

 

本稿ではこの希少ビールの特徴を、開発者インタビューを交えながら紹介します。

 

 

今年で5年目。最初は1000本限定だった

「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉」最大の特徴は、世界的に高い評価を受けるサントリーのシングルモルトウイスキー「山崎」に使用した木樽で熟成させること。これによって「山崎」の魅力である、やわらかく華やかな香り、甘くなめらかな味わいをまとったビールに。筆者も以前飲んだことがあります。

 

↑以前飲んだ2018年版。詳細なテイストまでは覚えていませんが、樽香由来の甘やかさを感じる、きわめてリッチな味だったと記憶しています

 

本商品が最初に世に放たれたのは、2016年のこと。樽熟成の工程を経るため、商品化される本数に限りがあり、初年度は限定1000本を応募の形で当選者にプレゼント。翌2017年も1000本が抽選プレゼントとなりました。

 

2018年は「マスターズドリーム」の定期便の申し込み者全員への贈答に加え、限定100本が抽選プレゼント。さらにこの年は、樽生が丸の内にある「MASTER’S DREAM HOUSE」で数量限定販売されました。

 

↑「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2018」で採用された樽がこちら

 

2019年は醸造されなかったものの、2020年は再開し抽選販売が開始。4500円の販売形式となったにもかかわらず、想定を大きく超える応募が集まりました。背景には、コロナ禍によって家飲みが重視されたこと、外食や旅行で贅沢できないぶんが家飲みに反映されたことなどが関係していると考えられます。

 

そしていまだ続くステイホームな日々。今年は7月6日から8月10日までを応募期間として抽選販売されましたが、昨年を上回る応募が。限定という希少性もさることながら、多くの人が求める理由には「〈山崎原酒樽熟成〉」という魅惑的な味わいがあります。

 

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