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2021/11/12 11:30

ウイスキー好きにぜひ薦めたい!麦焼酎ベースの「いいちこ下町のハイボール」が新しくて美味しかった

ヘルシー缶チューハイの新たな選択肢だ!

ここからは、中身の特徴によりフォーカスしていきます。冒頭で触れましたが、アルコール度数は両方とも7%で、スピリッツ(蒸溜酒)ベースならではのヘルシーさもポイント。プリン体、糖質、甘味料はゼロで、香料も使っていない体にやさしい仕様となっています。

 

↑スペックはご覧の通り。100mlあたりのエネルギーは「いいちこ下町のハイボール」が43kcal、「いいちこ下町のハイボール GOLDEN BLEND」は41kcalとなっています

 

次は「いいちこ下町のハイボール」から、液色や香りをチェック。色はほぼ透明で、香りは麦焼酎の甘やかな香ばしさがほんのりと、その奥で柑橘のみずみずしさが少しだけ感じられます。

 

↑商品リリース情報によると、プロが作るハイボールを再現しているのがポイントとか。なお、缶に縦書きされている「BARLEY(バーレー)」とは大麦のことです

 

飲んだ第一印象は、クセはないものの個性はしっかりしているということ。クリアな味が特徴のウォッカや甲類焼酎ベースの缶チューハイよりも芯があり、かといってアルコールのトゲはなくスムース。酸っぱいとまではいかない、かすかなシトラスフレーバーがシュワッとした炭酸にマッチし、すこぶる爽快です。

 

↑柑橘の秘密は、隠し味に使われているかぼす。ちなみに、かぼすは大分がぶっちぎりで全国1位の生産量シェアを誇ります

 

次は「いいちこ下町のハイボール GOLDEN BLEND」を試飲します。こちらは、樽で熟成させた麦焼酎を25%以上使用しているのが差別化ポイント。大麦のスピリッツを樽で熟成させる工程は、モルトウイスキーでも用いられる製法です。そのため、どこかウイスキーを思わせるフレーバーを感じます。

 

↑液色も、樽熟成によってほんのり赤みがかっているような。また、こちらはかぼすではなくレモンのスピリッツが隠し味として採用されています

 

飲んでみると、確かにウイスキーっぽさが出ていてコクが豊か。燻製とは違うのですが、香ばしくて野性味を演出しています。また、ウイスキーのハイボールほど洋酒のニュアンスはないので、独特のウッディさやスモーキーさ、フルーティさが苦手な人にもオススメです。

 

↑余韻の爽快感に、かすかなレモン由来の柑橘がすっきりと。もちろんウイスキー好きにも激推しできる味わいです

 

今回の2本を比較すると、「いいちこ下町のハイボール GOLDEN BLEND」のほうが大人な味わい。また、どちらも甘くなくて料理全般に合いますが、「いいちこ下町のハイボール」のほうがお造りなど繊細な料理にマッチし、「いいちこ下町のハイボール GOLDEN BLEND」は肉、タレ味、みそ味、中華、燻製などによく合うと思います。

 

↑麦焼酎の魅力が凝縮された缶チューハイ。ぜひ飲み比べを

 

チューハイとは酎ハイ。つまり焼酎ハイボールのことですが、ヘルシー缶チューハイの新たな選択肢として登場した2つの「いいちこ下町のハイボール」、本稿を参考に、ぜひお試しあれ。

 

 

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