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2022/2/10 18:30

一体どんな味がするんだ?「大吟醸古酒と2種類の酵母」を使った2万円のスパークリング日本酒

山梨銘醸は、2006 年の古酒をベースとした年に一度の限定スパークリング日本酒「七賢(しちけん) EXPRESSION2006」を発売します。価格は2万2000円(税込)で、2月1日(火)より予約を開始し、3月上旬に順次発送・発売します。

山梨県立美術館とスパークリング日本酒の名手がコラボ

「七賢 EXPRESSION2006」は、19世紀のフランスの画家、ジャン・フランソワ・ミレーの絵画を所蔵する山梨県立美術館とのコラボレーションで生まれたもの。同館が撮影したミレー作品の「超高精細画像」をもとに、グラフィックデザイナーの葛西 薫・中山智裕の両氏がパッケージデザインを手がけました。

仕込み水の一部には、2006年に醸造された大吟醸古酒を使用し、 2種類の酵母で様々な味わいの幅を表現しているとのこと。ひと口含むと、爽やかな果実味やトースティな穀物感などが繊細な泡とともに味わえるといいます。

 

醸造責任者の北原亮庫(りょうご)氏によると、本作はミレーが描いた 「種をまく人」をイメージして醸造したそう。「種をまく人」の生命力や躍動感を酒造りに落とし込み、様々なレイヤーで変化する味わいを表現したといいます。

↑醸造責任者の北原亮庫氏

 

「七賢」といえば、すでに多くの高級スパークリング日本酒の醸造を手掛けており、技術力の高さは折り紙つき。今回は大吟醸古酒と2種類の酵母を使用する試みが興味深く、それが「様々なレイヤーで変化する」という個性的な味わいを作っているようです。日本酒ファンにとって、また、普通のスパークリングワインでは物足りない人にとって、楽しみな1本となりそうです。