グルメ
ラーメン
2016/10/21 20:22

“稲庭中華麺”がつけ麺の常識を変える!? 麺の本質を存分に体感できる「食堂七彩」

本稿では、「つけ麺」や「まぜそば」がウマい店をドーンと紹介していく。ガツガツ・モリモリ食べて元気になれるような“渾身の一杯”を出す店を テーマに、看板メニューや店内・外観写真などの基本情報を中心にお伝えしよう。これを機に、紹介した店の味を己の舌で確かめてもらえれば本望だ。

 

■本日のお店

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食堂七彩(しょくどうしちさい)

交通:西武新宿線 都立家政駅徒歩1分

住所:東京都中野区鷺宮3-1-12

総座席数:10席(カウンター10席)

 

独特でマイルドな辛さの担々麺がスゴイ!

「麺や 七彩」は、東京駅の東京ラーメンストリートで人気を誇った有名店だ。現在は契約満了したが、2015年7月に注文毎に麺を打つ独自スタイルの新店を八丁堀に開店。その本店が都立家政店で、ここは2012年に「食堂七彩」としてリニューアルオープンした。七彩の代名詞といえば、喜多方ラーメンと稲庭中華そば。しかしここでは、汁有と汁無を選べる担々麺をオススメしたい。

↑担々麺/汁無(970円) 挽肉は、塊肉を店でミンチにする。そして芝麻醤は、独自ブレンドした胡麻を煎った後に、2度挽きして胡麻油を加えるなどこだわりが随所に

 

ひときわ大きな丼に盛られた汁なし担々麺は、たっぷりの辛ダレと薬味が麺を覆う。辣油で辛味を加え、黒酢で酸味を表現。花椒のシビレもしっかり感じられる本格派だ。また、細かく砕いたカシューナッツで香ばしさをプラスしているのもポイント。

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↑つけ麺/醤油(870円) 佐藤養悦本舗(製麺所)と共同開発した麺を使用。鶏と煮干しを煮込んだ淡麗系つけ汁は、なめこでとろみをつけた稲庭中華風だ

 

一方、麺は稲庭中華そばに用いられる細麺ですすりやすい。シルキーな口当たりが特徴で、淡い歯応えだが弾力も残るしなやかな食感だ。挽肉を辛ダレとともに絡めつつ、じっくり味わいたい一杯といえる。

※価格やメニューは変更になっている場合があります。