鬼皮を剥いて揚げるだけの「栗の渋皮揚げ」
アクをとらないと食べられない渋皮も、揚げるとパリッとおいしくなるから不思議。渋皮ごとまるっと揚げた、ほくほくの栗は、おつまみにもおやつにも最高です。
「塩をぱらっとするだけでおいしい、いちばん簡単な栗料理です。このまま食べてももちろんおいしいのですが、野菜やフルーツと合わせてサラダにするのもおすすめ。少量でも満足できるので、おつまみや料理のアクセントなどにちょっと盛るだけで、豪華になりますよ」
【材料(6個分)】
・栗……6個
・揚げ油(サラダ油)……適量
・塩……少々
【作り方】
1. 栗は渋皮をあまり傷つけないように鬼皮だけを剥く。
「きれいに仕上げたいので、できるだけ渋皮を傷つけないように薄めに鬼皮にナイフを入れて剥きます。でも、多少は実が見えてしまっていても大丈夫です」
2. 150度の油で7〜8分揚げる。
「栗が半分くらいかぶる程度の油で揚げていきます。低温でじっくり揚げると、中までしっかり火が通ります」
3. 竹串で刺してすっと通ればできあがり。
中まですっと竹串が刺されば、火が通っている証拠です。油をしっかり切り、盛り付けましょう」
栗料理は、どうしても面倒で難しいという気持ちが先になってしまいますが、一度作って手順を覚えておくと、次の季節からは手を伸ばしやすくなります。都内の農園でも栗拾いが楽しめるので、この季節ならではのイベントもチェックしてみてくださいね。
【プロフィール】
管理栄養士・料理家 / 成澤文子
大学で食物学を学び、卒業後はゼネコン、法律事務所に勤務しながら多くの料理学校・料理教室に通う。「日本一家庭料理がうまい女性決定戦」(日本テレビ系)にて有名シェフ審査員10名満場一致で「初代レシピの女王」となる。その他料理コンテスト多数受賞。雑誌・企業へのレシピ提供などレシピ開発のほか、食育、高齢者向け講演・特定保健指導など健康支援にも携わる。ELLE gourmet公認料理家。石川県金沢市食育推進実践本部専門推進員。日本抗加齢医学会会員。
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