サムスンが次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」と「Galaxy Z Flip7」の生産台数を前モデルから大幅に減らすと報じられました。
同社は初の折りたたみスマホGalaxy Foldを2019年に発売して以来、新世代の製品を出すたびに生産台数を増やしてきました。しかし、他社との競争が激化するなか、苦戦を強いられているようです。
韓国メディアのETNewsによると、サムスンはGalaxy Z Fold 7を200万台、Galaxy Z Flip7は300万台、合計500万台を製造する予定とのこと。これは、現行モデルのGalaxy Z Fold6とGalaxy Z Flip6を合わせた820万台から大幅な削減。現行モデルは期待を裏切ったと推測されています。
サムスンは現行の折りたたみモデルで前世代(Galaxy Z Fold5/Flip5)より10%程度の成長を目指していましたが、目標には届かなかったようです。
ただし、ディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏によると、中国では他の折りたたみスマホ各社も出荷を減らす予定とのこと。サムスンだけでなく、折りたたみスマホ市場が全般的に停滞しているようです。
もっともET Newsは、サムスンが「ディスプレイを2回折りたたむ(三つ折り)」製品を発売し、折りたたみスマホ市場を拡大する予定であるとも報じています。
この製品は広げた状態で9~10インチ程度、たためば普通のスマホと同じサイズとなり、「画期的な折り方」になるとの報道がありました。発売時期はまだ不明ですが、折りたたみスマホ市場に大きなインパクトをもたらしそうです。
Source: ETNews
via: 9to5Google