NTTドコモは5月24日、新サービス・新商品発表会を開催。XperiaやGalaxyを筆頭に、スマートフォン7機種とタブレット1機種を発表しました。本記事ではこれら新製品の概要を紹介します。
Xperiaは新2モデルを展開
Xperiaシリーズからは「Xperia XZs Premium」と「Xperia XZs」の2機種が登場しました。
SPEC●OS:Android 7.1●画面:5.5型4K●CPU:8コア、2.45GHz+1.9GHz●RAM/ROM:4GB/64GB●カメラ(前面/背面):1920万画素/1320万画素●バッテリー:3230mAh●連続待受時間:約460時間(LTE)●連続通話時間:約1140分(LTE)●サイズ/質量:約W77×H156×D7.9mm/約191g
SPEC●OS:Android 7.1●画面:5.2型フルHD●CPU:4コア、2.2GHz+1.6GHz●RAM/ROM:4GB/32GB●カメラ(前面/背面):1920万画素/1320万画素●バッテリー:2900mAh●連続待受時間:約590時間(LTE)●連続通話時間:約1220分(LTE)●サイズ/質量:約W72×H146×D8.1mm/約161g
NTTドコモは今季最大788Mbps(※)の高速通信に対応しますが、「Xperia XZs Premium」はこれをサポート。また、4K・HDRコンテンツの再生にもスマホとして世界初対応します(メーカー調べ)。
※東名阪一部エリアに限る
Xperia両機のポイントは、進化した「Motion Eye」カメラを新搭載したこと。メモリ積層型イメージセンサーを搭載していることで、読み込みが従来の5倍速くなり、機能面では「960fpsのスーパースローモーション撮影」「先読み撮影」が可能になりました。また、ピクセルサイズを大きくしたことも加わり、撮影クオリティも向上しています。
Galaxyのハイエンドは2サイズで展開
Galaxyのハイエンドモデルとしては「Galaxy S8+」と「Galaxy S8」の2機種が取り扱われます。前者のみ最大788Mbpsの通信に対応。
【Galaxy S8】
SPEC●OS:Android 7.0●画面:5.8型QHD+●CPU:8コア、2.35GHz+1.9GHz●RAM/ROM:4GB/64GB●カメラ(前面/背面):1220万画素(デュアルピクセル)/800万画素●バッテリー:3000mAh●連続待受時間:約340時間(LTE)●連続通話時間:約1250分(LTE)●サイズ/質量:約W68×H149×D8mm/約150g
【Galaxy S8+】
SPEC●OS:Android 7.0●画面:6.2型QHD+●CPU:8コア、2.35GHz+1.9GHz●RAM/ROM:4GB/64GB●カメラ(前面/背面):1220万画素(デュアルピクセル)/800万画素●バッテリー:3500mAh●連続待受時間:約390時間(LTE)●連続通話時間:約1430分(LTE)●サイズ/質量:約W73×H160×D8.1mm/約173g
S8シリーズは、両機ともほぼ全面がディスプレイに感じる「インフィニティディスプレイ」が印象的です。端末の幅がスリムでやや縦長のアスペクト比(18.5:9)となっており、片手で扱いやすいことも特徴。
縦長ディスプレイはシネマスコープの映画コンテンツを視聴するのに最適。また、マルチディスプレイ表示とも相性が良く、複数のアプリを同時に起動する際の視認性に優れます。また、一部の対応アプリは「Snap Window」機能で、指定した領域を常に表示可能となります。
なお、セキュリティは虹彩認証を搭載。指紋センサーも背面に配置されています。
新割引方式「docomo with」対応は2機
同発表会では、対象端末を購入すると、月々サポートがない代わりに継続してずっと月額1500円が割り引かれる料金プラン「docomo with」が発表されました。
同プランの対象となる機種は、「Galaxy Feel」と「arrows Be」の2モデルのみです。
SPEC●OS:Android 7.0●画面:4.7型HD●CPU:8コア、1.6GHz●RAM/ROM:3GB/32GB●カメラ(前面/背面):1600万画素/500万画素●バッテリー:3000mAh●連続待受時間:約500時間(LTE)●連続通話時間:約1180分(LTE)●サイズ/質量:約W67×H138×D8.3mm/約149g
Galaxy Feelは、女性ユーザーも意識した4.7型のコンパクトモデル。手に馴染むサイズ感でありながら、防水・防塵、ワンセグ、おサイフケータイにしっかりと対応します。
3000mAhの大容量バッテリーを搭載していて、スタミナが高いことがユニーク。電池持ち時間は約170時間となっており、コンパクト機特有のデメリット「すぐ電池が無くなる」を解消した形です。
arows Beは、背面ガラスを採用する5型モデル。こちらは防水・防塵、ワンセグ、おサイフケータイをサポートするほか、MILスペック(※)14項目に準拠するタフネス仕様となっています。
※米国国防総省が規定する物資調達基準の総称で、耐久性能を証明する規格として用いられる
SPEC●OS:Android 7.1●画面:5.0型HD●CPU:4コア、1.2GHz●RAM/ROM:2GB/16GB●カメラ(前面/背面):1310万画素/500万画素●バッテリー:2580mAh●連続待受時間:約640時間(LTE)●連続通話時間:約530分(LTE)●サイズ/質量:約W72×H144×D7.8mm/約149g
MILスペックに対応しているため、長期利用でメリットが出やすい「docomo with」との相性は良いと言えます。一方、カメラ機能は非常にシンプル。富士通ならではの堅実な仕様ですが、SNS投稿などを頻繁に行う人にはやや物足りないかもしれません。
AQUOSは1機種のみラインナップ
「AQUOS R」は5.3型で、やや丸みを帯びたデザインを採用。同シリーズでおなじみのハイスピードIGZOディスプレイはさらに改良され、液晶の応答速度が約1.5倍に高速化しました。
SPEC●OS:Android 7.1●画面:5.3型WQHD●CPU:8コア、2.2GHz+1.9GHz●RAM/ROM:4GB/64GB●カメラ(前面/背面):2260万画素/1630万画素●バッテリー:3160mAh●連続待受時間:未定●連続通話時間:未定●サイズ/質量:約W74×H153×D8.7mm/約169g
背面カメラには、焦点距離22mm相当の超広角レンズを搭載しています。また、新機能としては撮影後にベストな構図を提案してくれる「インテリジェントフレーミング」がユニークです。
新しいdtabは指紋センサーを搭載へ
タブレットも1機種発表されました。「dtab Compact」は、片手でも支えやすい8.4型タブレット。従来機と比較すると、ベゼル部分が3mmまで薄くなっています。
SPEC●OS:Android 6.0●画面:8.4型WQXGA●CPU:8コア、2.3GHz+1.8GHz●RAM/ROM:3GB/16GB●カメラ(前面/背面):800万画素/800万画素●バッテリー:4980mAh●連続待受時間:約700時間(LTE)●サイズ/質量:約W124×H216×D7.3mm/約325g
dtabとしては初めて指紋センサーを搭載。画面ロックをスムーズに利用できるなど、操作性も向上しています。
このほか、発売中のDisney Mobile on docomo DM-01Jからは、新色のホワイトが登場。こちらはドナルドとデイジーをテーマにしたモデルとなります。
以上、NTTドコモの夏モデルは充実のラインナップとなりました。性能やデザインを重視するならハイエンドモデルを、お得さを優先するなら「docomo with」のような新たな割引施策の対象機種をチェックしておきましょう。