シャープは、NTTドコモ向け端末として、情報漏えい対策を強化したビジネス向けスマートフォン「SH-03H」を2月26日より発売します。本機の特徴はカメラを搭載しない“カメラレス仕様”で、撮影機器の持ち込みが制限されているオフィスや工場などでも安心して使用できるとしています。
SH-03Hは、OSにAndroid 4.4を採用した折り畳み型スマホ。防水・防塵対応と、ガラケー並みの電池持ち(連続待ち受け約610時間/連続通話約400分)を実現しています。
最大のポイントは、ビジネスシーンで求められる端末からの情報漏えいへの対策を強化している点です。そのため、一般のスマホでは標準装備となっているカメラやWi-Fi機能は非搭載となっています。
また、NTTドコモが提供する「あんしんマネージャー」サービスにも対応(2016年4月対応予定)し、データの暗号化や不要機能の制限などを遠隔操作で設定でき、情報漏えいのリスクを低減します。
奇しくもシャープは、2000年に業界初のカメラ付きケータイ「J-SH04」(J-PHONE)を発売しており、公式Twitterでは「はじめてケータイにカメラを載せた弊社が、めぐりめぐってケータイからカメラを取りのぞくとか、なんか現代の寓話感ある。」と、過去を振り返りながらしみじみとしたつぶやきを発信しています。