デジタル
2017/7/12 21:00

女性のぬくもりも体感可能! 映像を見ながら熱や痛みを感じられる「触覚連動型VR」がスゴイ

テレビを見ながら、その場の空気を感じられたら最高ですよね! 特にグルメ番組や旅番組は、音と映像以外から食べ物や観光地の魅力を知りたいと思いますよね。

 

もちろん、今のテレビではまだそのようなことはできません。しかし、映像と人の触覚を連動させる技術は限りなく実用に近付いていて、大きな話題となっています。

 

温度や痛みを体感できるVRがまもなく誕生!

韓国のスタートアップ企業TEGwayが、映像と温度を連動させた「ThermoReal」を開発しており、VRファンから熱い視線を集めています。

 

tegway

 

この「ThermoReal」は、コントローラーやボディスーツを通じ、温度を体感できるというもの。例えば、水にもぐる映像のときには、コントローラーが冷たく変化。逆に、炎が燃え盛る爆破シーンでは、コントローラーの温度がみるみる上昇。また、冷たさと温かさを同時に感じることもできるといいます。

 

そして、小さな温かい物体が手の中でモゾモゾ動くような温度の移動も実現可能だとか。「ものすごく熱くなってヤケドしたらどうするの?」なんて心配は無用で、体温を熱に変えるという特殊な技術を取り入れつつ、4度~40度の温度を体験できるとのこと。

 

真冬の流水から湯船の温度くらいの温度幅ですね。つまり、安全な環境に身をおきつつ、よりリアルでセンセーショナルな疑似体験ができるというわけです。

 

驚くべきことに、「ThermoReal」は軽くつねられた程度の痛みの感覚も味わうことができるようになるそう。それでも映画の主役になって主人公の人生を疑似体験するためのリアルな小道具となってくれそうですね。

 

動画から女性のぬくもりを感じることも可能

現在TEGwayは、様々な特許を取得中で、VR用の機器に「ThermoReal」の機能を統合させるまでには、まだ時間がかかるとのことです。

 

海外ユーザーの間では、VR技術の進歩のスピードに驚く声が書き込まれています。

 

たとえば、「仮想現実の進化、すごすぎる」「痛みも感じられるって? なんだか、テクノロジーに置いてきぼりにされているような気分」「仮想現実に痛みなんて求めてないよ」「これを使ってゲームをしたら恐ろしいかも」など、新しいテクノロジーに興味津々の様子。

 

この技術が実用化されたら、猛暑の日には冷たい映像を見て涼んだり、恋人とハラハラするような刺激的なゲームをプレイして絆を深めたり、ちょっとセクシーな動画で女性のぬくもりを感じたりと、用途を想像するとキリがなさそうです。

 

VRの世界の進化は瞬く間に進んでいきます。これからもVRと現実のボーダーがどんどん低くなっていきそうですね。