フランス発祥の新興スマホメーカー「Wiko(ウイコウ)」は2月26日(スペイン現地時間)、バルセロナで開催されるMWCの会期に併せ、新モデルを発表しました。今回発表されたのは「VIEW 2」および「VIEW 2 Pro」の2モデルです。
そもそもWikoといえば、日本国内でもSIMフリー市場で数機種のスマホを発売しています。今回の「VIEW」シリーズも既に上陸済みということもあり、今回発表された2機種にも国内導入の期待が高まります。
「VIEW 2」および「VIEW 2 Pro」はサイズを含め、外観はほぼ同一。ただし、カメラモジュールをよく見ると、前者がレンズ1つなのに対し、後者がデュアルレンズ仕様になっています。
ディスプレイは両者で共通。サイズは6インチで、解像度はHD+となります。また、アスペクト比は19:9となり、上部にはインカメラを避けるように凹型のくぼみが配置されました。背面には指紋センサーが配置されます。
カラーバリエーションはVIEW 2が「Gold」「Anthracite」「Grey」の3色。VIEW 2 Proが「Gold」「Anthracite」の2色となります。OSはAndroid 8.0でピュアなAndroidを搭載。CPUには、VIEW 2がSnapdragon 435(オクタコア、1.4GHz)、VIEW 2 ProがSnapdragon 450(オクタコア、1.8GHz)を搭載します。メモリは前者が3GB、後者が4GB。ストレージは前者が32GB、後者が64GBを積みます。バッテリーは共通して3000mAhです。
カメラの違いは広角レンズのサブカメラがあるかどうか
VIEW 2/2 Proの大きな違いは、先述の通り、背面カメラにあります。VIEW 2は1300万画素カメラを1つ、VIEW 2 Proは1600万画素のデュアルカメラを搭載。フルHD画質の動画撮影で、手ぶれ補正をサポートします。
また、後者はカメラアプリ上のボタンをタップすることで、画角120度の広角撮影が可能に。デュアルカメラの活用はメーカーによって数種類ありますが、VIEW 2シリーズは、LGのV30シリーズに近い路線となりました。加えてスローモーション撮影が行えるのも、Proだけの機能です。
1600万画素のインカメラを搭載した点もポイント。両機の背面・前面カメラはともに、被写体の背景をぼかせます。エフェクトは0〜100まで1刻みで調整可能。
撮影後もボカシ具合を調整できますが、こちらはVIEW 2 Proの背面カメラでぼかし撮影を行ったときに限られます。実機で検証したところ、背景だけでなく、手前に存在する被写体をぼかすことも可能でした。また自動で被写体を追う「Live Auto Zoom」も搭載。
低価格なモデルが目立つWikoですが、「VIEW 2」「VIEW Pro」は2〜4万円に収まるミッドレンジ帯。日本市場にも、「ちょっと良い端末」を狙って登場してくるのか否か、今後も注目です。