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2018/5/24 18:00

最新「自動翻訳デバイス」の語学力を現地出身の人はどう評価する? 安くて軽い「ili」編

ーーちなみに音声はどうでしたか?
「機械的ですねー。ロボットが喋っている感じ」(リンさん)
「僕もそう思います。でも、デパートの放送とかでよく耳にする音に似ているから、日本に来ている中国や韓国の人にとっては、不自然に感じないでしょうね」(イムさん)

 

筆者としては、機械的な音声だが、いわゆるボーカロイドの声まで機械的ではない、という印象を抱きました。小さな子ども向けのオモチャが声を出したら、きっとこんな音になるのかな。

 

オフラインのスピード感ある片方向翻訳が特徴

さて、数ある翻訳ツールのなかで、iliがユニークなのは、オフラインで音声翻訳ができること。機内や地下、都市部ではない地域など、通信環境が整っていない場所でも使用できます。SIMカードなどを契約して、通信費が発生することもありません。機種代金を支払って購入すれば、そのまま持ち運んで利用できます。こうした小回りが効くのは同機ならではのメリットですね。

 

また、自分が話した言語を、現地の言葉に翻訳するだけ、というのも同機の特徴。つまり「伝えるだけ」です。反対に現地の人の言葉を日本語に直すことはできません。これは、そもそも「海外旅行では、相手に翻訳機を渡すシーンが少ない」という前提で開発されているから。むしろスマホを取り出す手間や、見知らぬ相手に手渡すリスクを減らす意味があります。

 

↑コリンさんはiliに好印象を抱いたようだった

 

ーー片方向の翻訳について、どう思いましたか?
「Wi-FiやSIMカードが要らなくて、オフラインで使えるのは、とても便利だよね。片方向の翻訳しかできないなら、なるべくYes/Noで答えられる質問に活用すると良いのかも」(コリンさん)

 

一見不便に見える仕様ですが、海外旅行という限られたシーンでは、最低限の意思を伝えられれば充分乗り越えられることも多々。例えば、レストランに入って「おすすめはどれですか」と伝えられれば、それ以上のコミュニケーションは不要だったりするわけです。また、コリンさんが仰ったように、質問の仕方を工夫すれば、片方向翻訳のデメリットも克服できそうです。

 

↑iliの実売価格は2万1384円。販売店はこちら。なお、店舗では、海外向けモデル(英→日・中・西/中→日・英)も販売されている。

 

次回は、POCKETALKについて紹介します。特徴や使い勝手において、どんな違いがあるのでしょうか。

 

POCKETALK編はこちら

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