今年2月に日本市場に参入したスマホメーカー・OPPOが、日本のメディアに本社と工場の一部を公開するプレスツアーを実施しました。OPPOは中国で2004年に設立され、2011年に初のスマートフォンを発売。それから、わずか5年後の2016年には年間出荷台数が中国で1位に、そして2017年にはアジアで1位、世界で4位にランクインするなど、急成長を続けているメーカーです。
とは言え、日本での知名度は、まだゼロに近い状態。店頭で手にして気になっても、「OPPOって何? 大丈夫なの?」と購入を躊躇する人もいるのでは……。今回のプレスツアーの主旨は、新製品のアピールではなく、「OPPOがどんな会社かを知らせたい」というところにあったようです。
日本に参入しているアジアのメーカーがこうしたプレスツアーを開催することは時々あり、筆者も何度か取材しているのですが、今回のOPPOほど、いろいろ見せて、撮影させてくたメーカーは記憶にありません。それくらい “本気” なんだと思います。
約1万人が勤務する巨大工場に潜入
では、中国広東省東莞にあるOPPO本社の様子を、写真を中心にレポートしたいと思います。ちなみに、写真はすべて日本でも発売中の「R11s」というスマホで撮影しました。
今回、見学させてもらったのは、SMTセンターと、完成した製品の品質をチェックする工程。撮影NGの条件で組み立て工程を見学させてもらえる予定もあったのですが、残念ながら、それは中止になりました。筆者の推測ですが、4月に発売する新製品の組み立てがフル稼働していて、社外の人は入れない状況だったのではないかと。