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2018/12/29 18:30

大掃除にメルカリ活用! iPhoneやウルトラライトダウンの売り時がわかるメルカリの相場感公開

みなさん、「メルカリ」は使っていますか? 2013年にサービスが開始して早5年、いまや推定流通額が1兆円を突破するほどのフリマアプリに成長しています。かくいう筆者も”メルカリ厨”。少し高額な欲しいものがあるときには、まずメルカリで探してみるというのが習慣になっています。

 

 

メルカリは購入するのも簡単ですが、出品するのも簡単です。スマホで商品の写真を撮影したら、あとは商品情報や価格などを入力して出品ボタンを押すだけ。たった3分で出品できる手軽なサービスなんです。

 

とはいえ、出品するときに知っておきたいのがその相場感。相場を理解することで、損をせず売れやすい価格で出品できます。今回は人気商品の価格推移とともに、メルカリでの出品のコツをお教えしましょう!

 

iPhoneの売り時は入学シーズン前が狙い目

メルカリでApple製品はとくに人気があり、よほど状態が悪くなければかなりの高確率で売却できます。なかでもiPhoneの需要は高く、SIMフリーのものが一番人気です。とはいえ、キャリアのiPhoneだからといって売れないわけではなく、SIMフリーのものより少し価格は下がりますが、こちらもよく売れています。

 

↑最新のiPhone XRも多数出品されている(写真=左)。昨年発売のiPhone Xも高値で取引されており、キャリアの下取り価格よりも高額で売れることもある(写真=右)

 

状態が良ければかなり定価に近い金額で売られていますが、とくに高値で取引されるのが入学シーズンの少し前である3月。この時期は新たにスマホを持ち始めたり機種変更する人も多く、通常よりも少し高値で取引されているんです。

 

↑iPhoneシリーズの価格の推移を見てみると、3月はいずれの機種も高くなっていることがわかる

 

進学や新社会人になる人が多い4月を目前に控える3月は、新生活に向けて身の回りのものを新調する人が多いので、スマホや家電、スーツ、ビジネスグッズなどがよく売れます。自宅に眠っているこの手のジャンルの商品は、3月頃に出品するのがおすすめです。

 

また、スマホを出品する際は「あんしんスマホサポート」というオプションが利用できます。検品センターでデータの削除や動作確認が行われたうえで購入者のもとに発送されるだけでなく、購入者は取引が完了しても1か月は補償付きでメルカリ事務局のサポートが受けられるんです。

 

↑出品者はスマホを検品センターに発送するだけでいい。検品・クリーニングしたうえで購入者に発送されるので、不良品を売る心配はない

 

オプション料金として出品者は1880円の料金を支払う点や、対象機種が限定されている点など検討は必要ですが、自分でデータを削除できない人や売買に不安を感じる人は利用してみるといいでしょう。

 

冬場はユニクロのウルトラライトダウンが人気

ユニクロの定番商品である「ウルトラライトダウン」は、冬場になるとメルカリでも検索上位のキーワードとなってます。自宅にあるもののあまり着ていないという人は、メルカリで出品してみるといいでしょう。

 

↑メンズ物を検索してみると、中古品だけでなく新品未使用のものも多数出品されている(写真=左)。この型のウルトラライトダウンは現在販売されていない。廃盤品も手に入るのはメルカリの醍醐味(写真=右)

 

価格の推移をみてみると、春夏は安く、秋冬が定価に近い価格で売られているようです。ウルトラライトダウンのように着用シーズンが決まっている商品は、その1か月ほど前から出品するのがメルカリの鉄則。

 

↑8月にメンズ物の価格が上がっている原因は不明。もしかすると夏フェスに行く人が深夜の寒さ対策として買うのかもしれない

 

また、ウルトラライトダウンは重さが軽く、コンパクトに折りたたんで発送できるので、購入者に送る際の送料も押さえられるのが魅力。メルカリを使う際は、”できるだけ薄く、できるだけ軽く、できるだけ丁寧な梱包”を心がけるといいでしょう。

 

Nintendo SwitchやPS4の価格は安定

Nintendo SwitchやPS4といったゲーム機もメルカリでは多数売買されています。Nintendo Switchは発売当初、2017年12月頃までは在庫がなくて変えなかったのでかなり高額で取引されていましたが、それ以降は安定した価格で売られています。

 

↑Nintendo Switchの本体の定価は約3万円。在庫が潤沢に店頭に並び始めた2018年になっても、定価の半額以上での取引が主流の人気商品だ

 

逆に、PS4は常に安定した価格で取引されており、2018年10月での平均価格は1万5562円です、とはいえこの価格はあくまでも「平均」なので、新品と状態が悪いものの価格がごちゃまぜになっています。実際は12月末現在、使用済みのものでも2万円ほどで購入されているようなので、あまり遊ばないなら迷わず出品したほうがいいでしょう。

 

↑PS4は500GBモデルが約3万円。Nintendo Switchと同等の価格帯で取引されており、発売から2年経っても根強い人気であることがわかる

 

本体だけで出品するよりは、付属品や外箱があったほうが高値で購入されますが、外箱があるとことでサイズが大きくなって送料が高くつくという一面もあります。エアーパッキンなどで壊れないように梱包する旨を記載して、箱なしで出品するというのもひとつの手。

 

メルカリでは送料を出品者が払うのか購入者が払うのかを選べますが、できるだけ「送料込み」にしたほう購入されやすい傾向にあります。その際は送料を考慮した価格で値付けするのを忘れないでください。

 

本は古本屋よりもメルカリのほうが高く売れる

小説やビジネス書、漫画などの本類もメルカリに出品するのがオススメです。なぜなら、古本屋は二束三文にしかならないから!

 

メルカリの最低出品額は300円なので、送料を差し引いても古本屋で売るよりは利益が出やすくなります。2018年のヒット作、「大家さんと僕」の価格の変動を見てみると、「手塚治虫文化賞 短編賞」を受賞したことによる授賞式やスピーチなどのタイミングで値上がっています。

 

↑「大家さんと僕」の定価は1080円で、2018年10月の段階で700円程度で取引されている。メルカリで購入した本は再出品することも可能だ

 

新刊を買ってすぐに出品し、売購入されるのを待つ間に読むというのも、メルカリのヘビーユーザーが実践するテクニックのひとつ。これなら家に本がどんどん溜まっていくこともないですし、「売れる前に読まないと」と思い、”積ん読”に困ることもありません。

 

また、メルカリでは本やCD、DVDなどのバーコードをスマホのカメラで読み取るだけで、基本情報を自動入力してくれる便利な機能があります。複数札をまとめて出品することはできませんが、1冊ずつ入力する手間を省けるのはありがたいですよ。

 

↑出品画面で「バーコードで出品(本など)」を選択すると、バーコードの読み取り画面が表示される(写真=左)。商品名や詳細情報、カテゴリーなどが自動入力される(写真=右)

 

匿名配送対応だから安心して取引できる

私がメルカリを愛用している理由のひとつに、「ゆうゆうメルカリ便」と「らくらくメルカリ便」という匿名の配送サービスが利用できることが挙げられます。知らない人とやり取りするのに、お互いの住所や名前を明かしてやり取りするのは抵抗がありましたが、この配送サービスなら個人情報を伝え合わなくていいんです。

 

↑アプリ上から配送サービスを選択できる

 

最安の配送方法というわけではないですが、”安心”をお金で買っていると思えば安いもの。もちろん、利益があまり出ない商品などはクリックポストや定形外郵便などを利用していますが、そのあたりは使い分けるといいでしょう。

また、購入者と出品者がお金を直接やり取りしなくていいのもメルカリの強みです。購入者は商品の代金を一旦メルカリに支払うようになっており、出品者は商品代金の10%を手数料として差し引かれた金額が、自分のアカウント上に貯まります。取引から180日以内であれば、いつでも振込申請が可能で、1万円以上の売上金なら手数料もかかりません。

年末年始の大掃除で出てきた不用品も、誰かにとってはお宝かもしれません。時間のあるこの時期こそ、メルカリデビューしてみませんか?