あー、遊びたい……。でも、いつもアクティブに新しいことにチャレンジできるわけじゃなくて、漫画を読んだり、動画を観たりするくらいの、ゆるりとした感じが良いんですよね。疲れちゃうし。
そんなときは新しくなった「iPad mini」がピッタリかもしれません。息抜きのひと時を、ちょっとだけリッチにしてくれます。
ダラダラ漫画読むには究極のサイズ感
7..9型のiPad miniのサイズ感。カバンに忍ばせるには、ちょうどよいです。疲れ切った帰り道の電車とかで、さっと取り出して漫画を読める。片手で持てるからつり革につかまりながらでも漫画はBookアプリから購入できるし、Kindleアプリで購入してもいい。
画面は縦だと、本「ノド」をちょっと超えるくらいまで表示されます。ぴったりというわけではないんだけど、見開きの左ページをちらみできる。それが気持ち悪いという人は、横向きに持つと見開きがぴったり収まるので、しっくりくるでしょう。
スペックとしては、「True Tone」対応だから、色も不自然な目にツンとくる白じゃなくて、自然な紙っぽい白になるのが嬉しい。輝度も500ニトある。低反射ディスプレイなので照明の反射とかもほぼ気にならない。
ほかには「フルラミネーションディスプレイ」に対応しているので、表面のガラスから実際に影響に表示されるコンテンツまでの隙間を感じません。タッチ操作でページをめくっているときなんかは、直接紙に触れてるような感覚で扱えます。
動画は音を気にしない人ならOK
活字も漫画も読む元気ないよー、というときには動画の方がラクだったりしますよね。ベッドでゴロゴロしながらYouTubeだらだら観たり、Netflixをエンドレス再生したり。だらけきった1日もたまには良い。
このとき、画面が大きすぎるとなんかしっくり来ない。YouTubeだと画質そんな高くないコンテンツも結構ありますし。そもそも、デバイスをホールドするのも大変です。なんだかんだiPad miniのサイズくらいが、手元の大画面で動画を見るときのベストサイズなんじゃないかって思います。
音のクオリティも悪くないですが、iPad Proのクアッドスピーカーとか、最新iPhoneのステレオサウンドに慣れているとちょっと物足りないかも。サウンドにこだわりたいときには、イヤホン・ヘッドホンを使うことを勧めます。
ボードゲームから高精細なゲームまで
ゲームでの体験も、iPad miniの画面サイズだからこそ。小さめの7.9インチとはいえiPhoneのそれとは異なります。将棋とか、チェストか、囲碁とかは特に分かりやすいですよね。暇つぶしには最高。
さらに、最新モデルらしくチップセットはiPhone XRと同じ「A12 Bionic」を搭載。グラフィック処理が求められるアプリもサクサク動きます。「PUBG MOBILE」をやってみた時は、バーチャルパッドで操作しても指で画面が隠れないという分かりやすい恩恵を感じました。ウイイレとかする人にもオススメです。とにかく「Apple Arcade」の登場も待たれるいま、iPad miniのゲーム専用機としての価値には期待大。
ARに関しても、端末が小さく小回りが利くので、オブジェクトの裏側を覗き込んだりするときに楽です。ただし、アプリ側の対応によってはiPad miniにインストールできないバグが残っていたりするので、そこはご愛嬌。まぁ、そのうち対応してくれるでしょう。
そうそう、「スクリーンタイム」機能で管理すれば使用時間を制限できます。もし子ども用に渡しても使いすぎを予防できるので、安心ですよ。もちろん、自分向けに制限を課しておくのも良いですし。
iPad miniは64GB・Wi-Fiモデルで4万9464円〜となります。エンタメ専用機として動画やゲームをたくさんインストールするときには、ストレージだけ256GBにして6万7824円の方を選ぶことも検討しておきましょう。