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2019/6/22 20:00

AirPodsの悩み全解消します! 音漏れ対策は? AirPodsの最適シーンは? AirPods以外の選択肢は?…など語り尽くす。

アップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」を手に入れてからというもの、毎日のように“オレのAirPods自慢”をTwitterでひと言DMしてきたGetNavi web編集部・玉造氏が、この頃少しヘンよ。どうしたのかな?

私もよせばいいのに「ごきげんいかがですか」とこちらからDMを飛ばしてしまい、「AirPodsの音がアレなんだ」という、前回にも増してフワッとしたお悩みを切り出されました。これは玉造氏のモヤモヤを形にするところからDMで往復書簡をしていたら、いま話題の「ドケルバン病=スマホ腱鞘炎」になってしまいそう。ということで、オーディオライターの山本が再びGetNavi web編集部へ出張カウンセリングに出かけてまりました。

↑私こと山本です。全然関係ない話ですが、Netflixから約20年の時を越えてアニメ化が発表されたSF漫画の金字塔「スプリガン」では、ボー・ブランシェを敬愛しています

 

↑GetNavi web編集部の玉造氏。皆川亮二作品では、「ARMS」のアル・ボーエンや魔王(セイタン)クリフのような、高飛車なキャラを好きになりがち

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あなたのイヤホンの音、漏れてませんか?

玉造 やあやあ、今日はすんませんね。

山本 どうしたんですか、玉造さん。今日はやけに神妙な面持ちじゃないですか。

玉造 まあね。いや、こないだ校了前に徹夜をしてね。夜のしんとしている時間帯に眠気覚ましにと思ってAirPodsでガンガンにボリュームを上げて音楽を聴いていたら、編集長に「音漏れてるぞ、この野郎」ってお目玉を食らってしまいましてね。もう自分、今年で35歳すよ? 35歳の男に怒鳴り散らして泣かせるってあります?

山本 泣いたの…。そんな激しい音量で聴いてたんですか。

玉造 ええ、モーニング娘。の「モーニングコーヒー」で目を覚まそうかと。いま聴くとかなりしみますよ。

山本 意外にあまり知られていないんですけど、アップルのイヤホンは有線接続の「EarPods」の頃から、イヤホン本体のハウジング(ボディの殻)に小さな孔を設けた「半密閉型」構造なんですよ。だからこそ、この中高域の豊かな開放感と低音の鋭い切れ味が再現できるんです。AirPodsもしかりです。でも裏を返せば、この小さなスリットからわずかに音が漏れているんです。

玉造 ええ!? 福田明日香!?

山本 とは言えふつうの環境、ふつうの音量で聴くぶんには周りに迷惑をかけることは滅多にないんですけどね。編集長はとても耳が良いうえに、その時は超集中してたんでしょう。

玉造 もしかしたら、私がよく聴くあんな曲もまわりに筒抜けだったとしたら…。恥ずかしくてもう、行きつけの店にも顔を出せないですよッ!

 

↑玉造氏が勝手に恥ずかしい思いをした孔がこちら

 

山本 落ち着いてください、玉造さん。さっきも言いましたけど、今回はよっぽど静かな環境で、編集長と隣あって座っていたからじゃないですか? ふつうの生活環境だったらまあ大丈夫なはずですから。でも、例えば満員電車の中とか、否が応でも人と近接しなければならないところでは音楽プレーヤーのボリュームを少し下げてみたり、まわりに気配りしながら使うと安心かもしれませんね。

玉造 そうそう、そうですよ。電車に乗っていると走行音がうるさくって、つい音楽のボリュームを上げてしまうことがあるんです。もしかして漏れてた?気をつけないと…。

山本 玉造さんは途中、東京メトロの日比谷線で通勤でしたっけ。ブレーキ音がけっこううるさいですもんね。環境音が気になると、つい聴いている音楽のボリュームを上げてしまうものです。

玉造 外の音がこの小さな孔から飛び込んでくるということですか?

山本 ええ、音の出入りがどちらか一方通行ということはないですからね。そもそもなぜ半密閉型なのかという点なんですが、そこは各メーカーが製品ごとに作る「理想とする音」に深く関わってくるところです。そのイヤホンを使う私たちがどういう音を聴きたいのか、狙いを定めて意中のイヤホンを選べば幸せなマッチングが成立したねというハナシなんですよ。だからAirPodsが悪いわけじゃありません。この音が好みで選んでいる方も多いから人気なんだと思いますよ。

玉造 じゃあ、音漏れさせたくない時には、この孔をなんらかのカバーでもかけて塞いでしまえばいいのかね?

山本 それは違いますね。実際に指で孔のところを押さえてみるとわかりますよ。

玉造 どれどれ…。ええ、なんですコレ? こんな窮屈でこもった音になってしまうんですか?

山本 この小さい孔があるおかげで、AirPods独特の開放感や広々とした音場再現が得られるんですね。この孔ありきで、トータルバランスを作り込んだサウンドなのだということです。

 

↑EarPodsにも半密閉構造のための孔が設けられている

 

玉造 あぁ、今日も通勤中に聴いてた、きゃりぱみゅの「原宿いやほい」は絶対漏れてたな。「1、2、いやほい」って口ずさんでたのも絶対バレてる。

山本 だから、落ち着いてくださいってば、玉造さん!大丈夫ですから、私も原宿いやほいは口ずさみますから。…じゃなくて、例えばこれから移動中などは、AirPodsじゃないイヤホンに“お着替え”してみては。ハウジングに孔が開いていない「密閉型」の完全ワイヤレスイヤホンもありますよ。

玉造 おお! 音漏れない? PONPONPON?

山本 はい、きっと大丈夫ですよ。PONPONうぇいうぇいうぇい、余裕でぶっかまです。

汗ぬれにも強いビーツの完全ワイヤレス。ペアリングはAirPodsなみに簡単

山本 ものすごく顔を近づけてくるの、とりあえずやめてもらえますか。これなんかどうです。Beats by Dr. Dreの「Powerbeats Pro」。密閉型のイヤホンなので、音漏れの心配がぐんと減りますよ。

 

↑Powerbeats Proの発売は7月予定

 

玉造 ほう、このイヤーフックのフィット感もなかなかだね。

山本 このイヤホンはビーツの人気シリーズ、Powerbeatsの流れをくむスポーツタイプの完全ワイヤレスイヤホンなので、汗や水に濡れても大丈夫なように設計されているんです。玉造さんってスポーツはやるんでしたっけ?

玉造 バスケと空手と陸上をたしなんでおりました。今は頭のなかをクリアにするために、余裕がある時だけ朝ランかな。

山本 OL。じゃあもしジムでトレーニングをしたり、体を動かす時にはまず耳からとれてしまうことはないと思うのでおすすめですよ。ビーツとアップルが共同開発したイヤホンなので、AirPodsと同じ「Apple H1チップ」が載っています。ケースのフタを開けて近づけるとほら! いつものあれが。

 

↑他の追随を許さないほどにスムーズな接続

 

玉造 おっ、きたね!簡単にペアリングができるやつだ、これ大好き。じゃあ、ビーツのこれも1台持っておくと安心ということですね。でも、本体の色がケースも含めて真っ黒なのは、地元じゃ「誰にも追われてないバンクシー」と呼ばれてきた、アーティスト志向の僕にはちょっと寂しいですね。

山本 まあ、それはともかく、このPowerbeats Proはブラックから先行発売されますけど、後からホワイト/モス/ネイビーも出ますよ。でもあれですよ、本体は防滴・防塵設計で、高級レザーを使った充電ケースはAirPodsと同じワイヤレス充電もOK。密閉型で遮音性もばっちりなんですけど、街中を歩く時なんかに外の音がちょっと聴きたくなる時って、あるよネ。

玉造 なんですか、急にRIKACOみたいに。馴れ馴れしい。

外の環境音も取り込めるイヤホンが欲しい

山本 このイヤホンには音楽を聴きながら、本体のマイクで同時に外の環境音が取り込める「トランスペアレンシー機能」が搭載されているんですね。いわゆる“外音取り込み”と呼ばれている機能で、左側のイヤホン側面のタッチパネルを軽くタップするとほら。

玉造 わ、これは便利かも!どことなくAirPods的に、開放的なリスニング感が味わえますねぇ。

山本 そうですね。もしかするとアップルも外の音に注意を向けられるようにAirPodsを半密閉構造にしているのかもしれないですね。ちなみにトランスペアレンシー機能があれば、玉造さんが聴いている音楽は外に漏れないのに、外の音には注意を向けられます。仕事中に不意に声をかけられても大丈夫。

玉造 しゃらくさいですが、つまり山本さんは「イヤホンというものは、使うシーンや音の好みから選べる様々な製品がいまあって、コーディネイト感覚で楽しもうよ」ということをおっしゃっているんですよね。

山本 私はオーディオのライターでもあるおかげで、いつも複数の完全ワイヤレスイヤホンを試すことができています。するとイヤホンごとに「得意なシーン」みたいなものが見えてくることがあります。例えば私の場合、以下のように使い分けてます。

・スポーツをする時にはイヤホン本体がIP56相当の防塵・耐水設計でフィット感が馴染んだ「Jabra Elite 65t」

・aptX対応のスマホやオーディオ機器で良い音をじっくりと聴きたいときにはAVIOTの「TE-D01d」

・旅行の時にノイキャン機能付のイヤホンとしてソニー「WF-SP700N」

↑希少なノイキャン×防滴という2種を備えたWF-SP700N

玉造 へえ。音はけっこうAirPodsで満足してるんですけどね。やっぱり色々聴いてみると差がわかるものでしょうか。

山本 それはもう。玉造さんみたいに音楽にこだわりのある方が、なぜイヤホンの音にも執着しないの!?って思いますもん。色々聴いてみると考え方がきっと変わりますよ。

玉造 ふうん。例えばどういう製品がありますか?

山本 私が最近試した中で王者レベルで音が良いと思ったのはゼンハイザーの「MOMENTUM True Wireless」でしたね。玉造さんは確か有線イヤホンはケーブル交換ができるシュアの「SEシリーズ」を使ってましたよね。あのイヤホンをそのまま完全ワイヤレス化できるフォステクスの「TM2」という製品も面白いですよ。あと純粋な音質からは少し離れてしまうけど、EARINの「M-2」という製品がカッコよくて、きっと玉造さんの好みに合いそうです。イヤホンが超コンパクトなのに多機能。アルミの充電ケースの質感がゴージャスだし、しかも音も良し。

玉造 おお、これはイケてますね! でもね、話を振り出しに戻すようで悪いんですが、僕はやっぱりAirPodsのiPhoneとのペアリングも超ラクなところも気に入っていて手放せないんですよ。

山本 まあ、ペアリングに関しては玉造さんの気持ちが私にも痛いほどよくわかります。完全ワイヤレスイヤホンのペアリングは「左右のボタンを3秒間長押し」とか「右側を素速く3度押し」とか、今のところ共通のルールがないから戸惑うこともありますよね。でも、だからこそGetNavi webの編集部員として、今から複数のイヤホンを使いこなして戸惑いを晴らしましょうよ! そのうちの1つでも私にくださいな!

玉造:かんべんかんべんマジかんべん。

 

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