大画面ディスプレイ搭載の「Lenovo Smart Display M10」
あわせて発表された「Lenovo Smart Display M10」は、10.1インチのディスプレイを搭載したスマートディスプレイ。大画面を生かして、YouTubeなどの動画視聴やレシピ検索に活用できます。しかし、防水性能は備わっていないとのこと。濡れた手でもOKというわけではなく、声による操作を前提としているようです。
レノボ
Lenovo Smart Display M10
実売価格2万4613円
Smart Clockとは異なり、ビデオ通話に対応しています。カメラは画面右端に搭載しており、またセキュリティ面を考慮して「プライバシーシャッター」を備えています。カメラを使用しないときは、本体横のスイッチを上げてレンズに「ふた」をすることができます。
また、ビデオ通話時は本体を縦置きにできます。そのため、本体背面は特徴的な形をしており、左向きに傾けて縦置きにすることができます。
縦置きにすると、かなりの存在感があります。ただし、縦画面表示はビデオ通話時のみに対応しており、通常のホーム画面や動画視聴時の縦画面表示はできません。
おもしろいのは、Smart Display M10からSmart Clockに呼びかけられる「ブロードキャスト機能」を搭載すること。たとえば、キッチンに置いたSmart Display M10にお母さんが「そろそろご飯よー!」と話して、子ども部屋にあるSmart Clockを通して「そろそろご飯よー!」と子どもに呼びかける、といった使い方ができます。
その他、マイクを2つ搭載し、最大約8m離れた場所からでも音声を認識できるとのこと。スマホなどをBluetooth接続して、音楽えを流したり、動画をキャストしたりできます。
Smart Clockはスマートデバイスながら、目覚まし時計と同じような使い方ができるところがポイント。タップしてアラームを止めたり、スマホとちがってパッと顔を向けるだけで時間を確認したりできるのは、想像以上に便利だと思います。また、USBポートを搭載しているのも個人的にぐっときました。タブレットやワイヤレスイヤホンなど充電したいものは複数あるので、USBポートが1つあるだけでも助かります。
機能が抑えられていて使い方もシンプルなので、睡眠の質を改善したい人だけでなく、スマートデバイスを使ったことがない人にも、最初の1台としてもおすすめできそうです。
Smart Display M10は、リビングやキッチンでの使用を想定しているとのことですが、防水性能に対応していないのはもったいないところ。以前Google Nest Hubを使ってみたときに感じたのですが、料理中など意外と手で操作する機会はあったんですよね。なので、防水対応であれば、キッチンでもがしがし使えたのにな…と感じました。特徴的な形をしているので、置き場所に悩むこともあるかも。
とはいえ、大画面なので文字が大きくて表示される情報量も多く、視認性の良さは感じました。動画視聴も結構楽しめそうなので、家族全員、幅広い層が使えるスマートディスプレイです。
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