5Gが商用スタートする2020年に向けて、2019年に登場したAndroidスマホはハイテクノロジーかつ異彩なモデルがたくさん登場しました。長年数多くのスマホを見てきたモバイルライターが、今年注目したモデルをランキングでご紹介したいと思います!
【教えてくれた人】
【2019年ベストスマホ5位】Mi Note 10
12月に日本市場に参入したばかりのシャオミのスマホ。まだ使い始めて間がないですが、史上初の5眼カメラの性能は、やはり驚くものがあります。「5眼も要らない」という人がいるかもしれませんが、大きなズームレンズを搭載できないスマホでは、レンズは多いほうがいい!(と僕は思っています)
9.7mmと厚く、重さは208gもあるのですが、5260mAhの大容量バッテリーを搭載しているのだから、仕方ないかなぁと思います。
撮影後の画像処理に時間がかかったり、動作性はややもっさりすることがありますが、5万円台という価格を考えると順当。初めて使うメーカーなのに、買ったその日からストレスなく使えます。さすが、世界第4位のスマホメーカー! 2020年に発売するモデルにも期待したいという思いから、5位に入れました。
【2019年ベストスマホ4位】Xperia 5
Xperia 1から21:9の「シネマワイドディスプレイ」を導入していますが、Xperia 1の6.5インチの4Kディスプレイは多くの人にはオーバースペック気味だと個人的に感じていました。しかし、6.1インチでフルHD+のXperia 5なら21:9の価値も「ちょうどいい」感じ。
21:9ディスプレイを活かす、ソニーの映画撮影用カメラ開発チームが監修した「Cinema Pro」にも注目。プロっぽい映像を素早く撮影できます。使いこなせるようになるまで時間がかかりますが、逆に、長く「スマホ撮影」を楽しめるとも言えるモデルです。
【2019年ベストスマホ3位】OPPO Reno A
OPPPO Rena Aの魅力はなんと言ってもコスパです。実勢価格3万7390円は、今年発売されたスマホの中で最大のインパクトがありました。
ミドルハイ向けのCPU「Snapdragon 710」を搭載し、RAMも6GBなので、価格を考えるとパフォーマンスは十分以上です。「普通に使える」というよりも「普通以上」「ハイエンド並み」に使えるという感じでしょうか。
本体の質感、カメラの画質も上々でディスプレイ指紋認証も搭載と…価格を重視する人には、「iPhone 11やPixel 4よりも断然お得」とお勧めできます。この価格でこれだけの性能を載せられることに、中国メーカーの強さを感じました。
【2019年ベストスマホ2位】HUAWEI P30 Pro
カメラの高性能化が著しい今年発売のモデルの中で、HUAWEI P30 PROのカメラは最も高性能だと感じました。超広角撮影だけでなく、ズームも10倍くらいまでは鮮明に撮れて、最大の50倍でもある程度の画質を保ったまま撮れるのはスマホのカメラとしてはすごいことです。
ただし、RYYBセンサーを採用したためか、色調が不自然になることもありました。AIをオフにすると、ナチュラルな色調で撮れるので、そこまで不便さはありませんが。
使い勝手の面では約4100mAhのバッテリーを搭載しているので、安心して使えるのがポイント。しかも超高速充電に対応しているので、重いモバイルバッテリーを持ち歩かなくて済むのがありがたいです。
P30 Proに続く、フラッグシップ「HUAWEI Mate30 Pro」がすでに中国などで発売されていますが、日本では未発売なのは残念。ファーウェイ・ジャパンは「5G版でのリリースを考えている」とコメントしているので期待しています。
【2019年ベストスマホ1位】Galaxy S10
サムスンの技術力を実感した、Galaxy10周年の集大成モデル。6.1インチ画面を搭載しながら、横幅が約70.4mmで、重さが約157gというのバランスが素晴らしいと感じました。トリプルカメラが人物、料理、夜景まで、どんなものでも映える写真が撮れます。他メーカーのカメラはそれぞれ得意と苦手があったりするのですが、Galaxy S10は苦手な被写体がなくオールマイティに使える印象です。
筆者は、ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」も使っていますが、Galaxy S10の「ワイヤレスパワーチャージ」で手軽に充電できるのも便利です。
他にもたくさんの機能が載っているS10ですが、自分向けにカスタマイズしやすいのも魅力です。まさに「かゆいところに手が届く」美点が満載のモデルでした。
使い勝手とパフォーマンス、革新性など込みでまとめたリアルなランキング、いかがでしたでしょうか? 2020年もしばらくは有力なモデルとなるでしょうから、ぜひ購入を検討してください!