【5G料金プランその1】NTTドコモ
大容量プランがよりおトクになっている
4G LTE向けに提供する「ギガホ」「ギガライト」の2プランを踏襲。5G向け「ギガホ」はデータ容量が増え、月額料金が500円アップとなります。ただ、「5Gギガホ」を利用する場合は、契約時に通話関係のオプション料金が最大12か月間700円割引になるというおトクさもあります。
【総評】料金はさほど変わらず超大容量化はおトク!
4G LTE向けの「ギガホ」でも30GBの通信量を使えたが、「5Gギガホ」は100GB(キャンペーン中は無制限)と大幅増。差額は500円なので、がっつり通信する前提なら5Gがオススメ。他キャリアと比べ、端末価格が少し安めに設定されているのもドコモの魅力です。
【5G料金プランその2】au
無制限で通信できるがテザリング使用時は注意
5G向けには、通信量無制限の「データMAX 5G」と、段階制の「ピタッとプラン 5G」の2種類を提供。ただし、前者はテザリングや海外利用時には30GBの上限があります。バンドルサービスのある「Netflixパック」や「ALL STARパック」は、この上限が60~80GBに増えます。
【総評】ずっと上限なしプランは現状ではauのみが提供
「一定期間内に大量通信すると、混雑する時間帯は速度制限」などの但し書きはあるが、データ量の上限がないのはauのみ。サブスクサービスとバンドルされたプランもユニークで、5Gを存分に活用できます。ただし、料金設定は他社より少し高めなので、家族割などをうまく利用したいです。
【5G料金プランその3】ソフトバンク
5G料金の+1000円は2年間キャンペーンで無料に
5Gでは、対象動画サービス&SNSはノーカウントで月50GBの通信が行える「メリハリプラン」と段階定額制の「ミニフィットプラン」を提供。5G通信を利用する場合は、+1000円の「5G基本料」が上乗せされる仕組みだが、2年間は「5G無料キャンペーン」で相殺されます。
【総評】「動画SNS放題」を有効活用すればおトク
料金面で大きくトクするには「みんな家族割+」を適用させたいところ。大容量プランで50GB上限というのは、3キャリアで最も小さいですが、YouTubeやInstagramなど、多くの動画サービス&SNSで通信量ノーカウントが適用されるので、使い方次第では数値以上に活用できます。
【知っておくべきスマホ用語】
<ミリ波>
主に30~300GHzの帯域を示す用語。直進性が高く、制御が難しい一方、通信を高速化しやすいです。利用開始は6月からで対応機種はまだ少ないです。
<サブ6>
主に6GHz未満の周波数帯域を示す用語。日本でスタートした現時点の5Gはこちらが中心。現状の端末の多くはサブ6のみに対応します。
<NR>
「New Radio」の略。通信の高速化のために、4Gまでのモバイル通信で利用されていない高い周波数帯を利用する5Gに用いる言葉。
<ToF>
「Time of Flight」の略で、照射光の反射を捉えて距離を測定するセンサー。背景加工などを高精度化でき、ハイエンド機を中心に採用が進みます。