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2020/8/20 19:30

どこでも映像編集の効率とクオリティを生み出す、Dynabookの「8K映像編集PCシステム」

Dynabookは、YouTubeなどに掲載する動画を作るクリエイターに向けて、ポータビリティとパフォーマンスの高さを両立させた「8K映像編集PCシステム」を投入し、受注を法人向けに開始しました。市場価格は40万円台後半から。

 

8K編集が自宅やオフィスでも行える上に、4K対応モバイルノートでいつでもクリエイティブな作業を最大化できる今までにないシステムです。

 

 

8K映像編集PCシステムは、ノートPCで培った高密度実装技術や高画質化技術を駆使しThunderbolt 3で接続したデスクトップ用の高速グラフィック機能を制御することで、8K動画の取り込み、編集、書き出しが可能となるシステムです。これにより、ノートPCと外付けGPU BOXによるポータブルな編集システムながらも、8Kコンテンツの録画機能を有するスマートフォンやビデオカメラなどで撮影した映像を快適に高速で処理できるほか、必要に応じて、本システムを持ち運び、外出先の現場での作業なども可能とします。

 

システム構成は、Dynabookの高密度実装技術を駆使した、軽量・薄型モバイルノートPC「dynabook Z95」と、外付けGPU BOXにより構成されます。さらに、NVIDIAと親和性の高い、Adobe Premiere Proソフトをオプションとして購入可能です。PCは4K対応モバイルノートのため、単体としても場所を選ばず気軽に持ち運ぶことができ、Thunderbolt 3で外付けGPU BOXとつなぐことで、8K映像編集の高速化が手軽に可能となります。

 

↑基本構成に加えて、すでに8K対応のテレビやモニター機器を持っていれば、NVIDIA Quadro RTX 4000搭載GPU BOXと接続して8K出力まで可能

 

dynabook Z95は15.6型大画面ながら約1.425kgの軽量スリムボディで持ち運びが可能。撮影したその場で大画面上での確認や、移動中にカット編集などを行うことができます。オフィスや自宅ではパワフルなNVIDIA Quadro RTX 4000搭載GPU BOXとつなぐと、グラフィック性能を必要とする高度な編集や8K映像のエンコード処理が可能。

 

また、フルHDの4倍にあたる3840×2160ドットの高精細4Kディスプレイを搭載。シャープ製IGZOを採用し、高輝度・高色純度・広色域かつ低消費電力を実現します。細部まで繊細に描写し、奥行きのある色鮮やかな映像を映し出します。さらに、表示領域も広いので、動画編集作業もスムーズです。

 

GPU BOXは約4kgで、急ぎのシーンではスタジオなどに持ち運んで作業することもできます。高画質な動画コンテンツを大量に制作することを求められる中、移動中はノートPCで作業し、事務所に戻れば、パワフルなGPU BOXにつなぐなど、新しいコンセプトで自由な利便性を実現。いつでもどこでも作業できるノートPCなら、8K映像編集のワークフローを大幅に向上させます。

 

 

↑GPU BOXには持ち運び用のハンドルも搭載

 

外付けGPU BOXは「Turing GPU アーキテクチャ」と次世代の超高速「GDDR6 メモリ」を採用したハイエンドグラフィックカードであるNVIDIA Quadro RTX 4000を搭載し、超高解像度の8K映像の編集が可能。レンダリングの処理時間が短縮され、効率的に作業が行えます。

 

本格的な動画編集の機会が多い人には、利便性の高いシステムとなっています。なお、Dynabookによると8K映像編集向けのNVIDIA Quadro RTX 4000の他に、4K映像編集やゲーム向けのGeForceモデルなど、ラインアップの拡充を今後も計画しているとのことです。