デジタル
2016/8/25 6:00

まるでスパイグッズ!? 一定時間でデータが消え情報漏えいを防ぐUSBメモリー登場

アイ・オー・データ機器は、指定した時間の経過で保存データが消える時限消去機能付きUSBメモリー2モデルを9月上旬から発売します。

 

「EU3-ST-TE」シリーズは、USB 3.0対応の時限消去機能付きUSBメモリー。データの保管時間・日数を指定することで、指定期間が経過すると自動的にデータを消去します。一時的なデータの受け渡しや、期限付きデータの配布用として利用可能。保管時間は、24時間、48時間、72時間、1週間、2週間、1か月、3か月、6か月、1年から選択できます。

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↑EU3-ST-TE

 

OSから見えない領域にデータを保存するため、添付の専用エクスプローラーでのみデータ閲覧ができます。PCへのデータ保存や印刷、データ編集が行なえないため、編集してはいけない重要なファイルのデータ受け渡しに最適です。

 

通常のUSBメモリーとして編集可能なデータを使用できる通常領域も備えているため、利用目的によって使い分けることも可能。対応形式はPDFのみ。

 

ラインナップは4GB(1万1200円)、8GB(1万7000円)、16GB(2万2700円)の3種類(いずれも税抜き)。

 

受注生産のプロフェッショナルモデルも

「ED-HB16G-TE」は、本体にパスワード認証用ボタンを搭載し、パソコンに挿す前にボタンだけでパスワード認証が可能なプロフェッショナルモデル。

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↑ED-HB16G-TE

 

時限消去機能やデータ保存・編集ガード機能に加え、専用エクスプローラー内での操作を監視するログ収集機能付き。管理者はエクスプローラー内に保存されたファイルのアクセス、削除履歴から適正利用されているかどうか監視することができます。

 

データ保存領域に書き込まれるデータは、コントローラーがAES256bitで全て自動暗号化。フラッシュメモリーをはがして別基板に載せてもデータの閲覧はできません。通常のUSBメモリーとして編集可能なデータを使用できる通常領域も備えています。

 

対応形式は、PDFとMicrosoft office(PDFへ自動変換)、画像ファイル(JPEGへ自動変換)。

 

容量は16GBのみで受注生産での販売となります。価格は4万5700円(税抜)。

 

データ流出を防ぐ数々の機能を備えたUSBメモリーなら、安心して機密データも保存できそうですね。