Android OSのファイル共有機能「Nearby Share」において、ファイルの送信をより簡単にする新機能が近日中にリリースされると海外で報じられています。
Nearby Shareとは2020年にAndroidに導入された機能で、これによって自分の近くにあるデバイスにワイヤレス通信でファイルやアプリを共有することが可能。同様の機能としては、米Appleの「AirDrop」があり、こちらも写真やファイルなどの共有に広く利用されています。
Nearby Share’s “self-share” mode will let you quickly share files to other devices signed into the same Google account without needing to approve the share.
This hasn’t rolled out yet from what I can see, but it’s present in the latest version of Google Play Services. pic.twitter.com/wdtxoiE2oz
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) April 19, 2022
今回リークアカウントのMishaal Rahman氏が投稿した画像によれば、Nearby Shareでは「セルフシェア(Self Share)」機能が開発されている模様。これにより、同一のGoogleアカウントにサインインしているデバイス同士なら、「共有」を確認せずにファイルを素早く送信することができるようになるのです。
以前のNearby Shareでは、たとえ同一アカウントであっても、ファイルの受信には確認作業が必要でした。そのため今回の新機能ではファイル受信のためのワンステップが削減できることになります。とはいえ、別のGoogle アカウントの場合には、引き続き受信側の確認が必要。
一方で、このような確認なしでのファイル送信は、AirDropではすでに実現しています。そのため、今回のNearby Shareの新機能がAirDropに追いつこうとしているという見方もできるでしょう。
現時点では、今回のNearby Shareの新機能がいつ実装されるのかは不明。Googleは5月11日に開発者向けイベント「Google I/O」の開催を控えており、その場でこの新機能が発表されるかもしれません。
Source: Mishaal Rahman / Twitter via The Verge