あと1週間ほどでアップルの開発者会議WWDC 2022が開催予定ですが、その場では次期「iOS 16」や「iPadOS 16」、「watchOS 9」や「macOS 13」(以上、すべて仮称)などソフトウェアのほか、ハードウェアの新製品が発表される可能性もあります。
その中で最も有力な候補は、噂の「デザインが一新されたMacBook Air」だという予想が報じられています。
アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、ニュースレター「Power On」最新号にてWWDCで発表される数々のソフトウェアやハードウェアの予想を述べています。そのうちソフトウェアの情報には、「iPhone 14 Proでの常時表示が可能になるかも」が含まれていました。
さてハードウェア新製品については、まずAR/VRヘッドセットは開発が「全力で前進している」ものの、来週(WWDCでは)「開発者や消費者向けの本格的なプレゼンテーション」は期待しにくいそうです。この製品は先日「アップルの取締役会でデモが行われた」との報道もあったほか、そのOSらしき「realityOS」の商標登録も見つかっていましたが、少なくとも試作品などのお披露目はなさそうです。
Gurman氏によれば、今年のWWDCで何らかのハードウェア新製品が発表されるなら、Mac関連の可能性が高いそうです。それが「M2チップを搭載した次期MacBook Air」というわけです。
M2 MacBook Airは「中国での新型コロナ関連のロックダウンによりサプライチェーンが逼迫したことが事態を複雑にしている」ものの、「アップルの従業員が次世代MacBook Airで自社アプリをますます使うようになっている」ことが発売が近づいているサインだ、と述べられています。
まもなく新型MacBook Airが発表されることは、有名アナリストMing-Chi Kuo氏も同意しています。ただし「iPhone 14 Pro」用のA16(仮)プロセッサーがA15とあまり性能に差が無いように、こちらのチップも「同じ技術的な限界」に直面しているため、大きな進歩は期待できないと付け加えられています。
もともとMacBook Airはすごい高性能を求められていないため、デザインが洗練されて少しでも処理スピードが速く、バッテリー持ちが良くなれば、何の問題もないのかもしれません。とはいえ、MacBook Airは「値段の割にはサクサク動作」が人気の機種だけに、円安を反映して値段が爆上がりしないよう祈りたいところです。