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2022/6/21 19:15

米バイデン大統領、Appleストアでの労組結成を「誇りに思う」と称賛! アップルは時給アップで対抗?

米国のAppleストアで初の労働組合が結成されましたが、米バイデン大統領が「私は彼らを誇りに思う」と表明したと報じられています。

 

この動きは、米メリーランド州タウソンのAppleストアで起こったものです。18日(米現地時間)に投票が行われ、賛成65票反対33票で可決されました。

 

Appleストアで組合が結成されたことにつき、バイデン大統領は従業員らを称賛するとともに「労働者はどんな条件で働くか、働かないかを決める権利を持っている」とコメントしたとのことです。

 

アップルは組合結成に対してコメントしていませんが、労組に否定的な立場を取っていることが知られています。今回の件に先立ち、同社の幹部が組合化が昇進や昇給、休暇などに「メリットが少ない」との警告をしたとの噂話もあり、従業員の最低時給を22ドル(約2800円)に引き上げるとの報道もありました。

 

また先月、米ジョージア州アトランタの直営店ではアップル本社の介入により支持率が低下したため、組合の投票を延期したと報じられていました。とはいえ、ニューヨークとケンタッキー州のストアでは組合投票に向けて動き始めており、ジョージア州の店舗でも実施する予定です。

 

バイデン大統領の応援があったことで、今後は他のAppleストアにも組合化の波が広がると予想されます。その先手を打って、アップルもさらなる時給アップなど対抗策を打ち出していくのかもしれません。

 

Source:Reuters

via:9to5Mac