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2022/7/4 20:30

NVIDIAとAMDのグラフィックカード、中古価格が半年で57%も下落! 暗号通貨が暴落のためか

ここ数か月はGPU製品(グラフィックカード)の価格、特にNVIDIAとAMD製の最新世代は落ち着いてきており、ユーザーが新規に買ったり、買い替えやすくなっています。しかも暗号通貨の価格下落が止まらないなか、マイニング業者が手放したGPUが中古市場に流れ込んできており、どれを買えばいいのか迷うほどです。

マイニングブームも終わり?

 

では、どれぐらいNVIDIAとAMDのGPU価格は下がっているのか。それは先月から14%、今年1月からは57%以上だと明らかになりました。

 

これはコンピュータのハードウェア情報サイトTom’s Hardwareが、ここ数か月の価格下落を追った結果を報告しているもの。それによれば先月から、eBayなどでAMDとNVIDIA GPU製品の価格が劇的に下がっており、RTX 30シリーズやRX 6000シリーズといった最新製品では17%も下落しているそうです。かたや新品については先月から3%ダウンに留まり、それほどダイナミックではないようです。

 

それでも買う人が困るのは、中古市場にある売り物が品薄の時にGPUを買いすぎたゲーマーの放出品から、マイニング業者が投資を取り返そうとするものまで、様々な状態が混ざっているということです。とはいえ2021年以降、主なGPUの購入者はゲーマーではなくマイニング業者であり、約150億ドル相当のGPU販売が報告されているとのこと。つまり、かなりの割合をマイニングに酷使された中古品が占めているようです。

 

どれほど価格が下がっているのか。たとえばGeForce 3090はメーカー希望小売価格が1500ドルに対して、1月1日のeBay価格が2918ドルだったのが、7月1日には1043ドルに。またRadeon RX 6900 XTは希望小売価格が1000ドルで、1月1日のeBay価格が1527ドルだったのが7月1日には703ドルというぐあいです。

 

この記事でもう一つ興味深いのは、イーサリアムのハッシュレート(採掘速度。暗号資産のマイニングに使われる計算力)を追っていることです。それは2020年9月から2022年5月の間に228.2TH/sから1126.7TH/s、実に約898.5TH/も増えています。

 

つまり、暗号通貨の採掘に使われたGPUも凄まじい枚数になると思われます。暗号通貨の価格が下落して採算が取れないとなれば、莫大な数のGPUが中古市場に流れ込んだことも頷けそうです。

 

Source:Tom’s Hardware
via:Wccftech

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