米グーグルが地図サービス「Google マップ」にて、電気自動車やハイブリッド車などにあわせた省エネルートの開発を進めていることを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。
Google マップでは2021年から、車によるナビゲーションにおいて「最短の移動時間」だけでなく、「燃費が良く環境に優しいルート」の提供を開始しています。またETA(到着予測時間)が近い場合には、後者がデフォルトのルートとして設定されることもあります。
一方で自動車はガソリン車やハイブリッド車、電気自動車などの車種によって、省エネなルートが異なることもあります。そのため、Google マップのベータ版となるバージョン11.39では、利用している車種を設定するオプションが追加されているとのこと。
Google マップの車種指定では、ガソリン、ディーゼル、電気、ハイブリッドのオプションが提供されています。そしてこれらの車種にあわせて、「省エネなルート」が調整されて提供される予定です。なお標準では、ユーザーはあえて車種を指定する必要はなく、またユーザーが後から車種を変更することも可能です。
今回の車種の指定機能はベータ版のもので、正式な実装にはあと数週間ほど待つ必要があります。しかし、自分の自動車にあわせた正確な省エネルートの提供は、ユーザーからも歓迎されるものとなりそうです。
Source: 9to5Goolge