昨年秋のiPhone 14 Proモデルでは画面デザインが大幅に変更され、自撮りカメラとFace ID(顔認証)センサーを2つの穴の下に収めた「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」が採用されました。この穴はまとめて1つの横長スペースとなり、そこには便利な通知や試合経過、操作ボタン等が表示され、ユーザーから人気を集めています。
中国スマートフォン大手のHUAWEIも、次期デバイスの「nova 11シリーズ」でDynamic Islandと同様のデザインを採用するとの噂が報じられています。
これまでHUAWEIはディスプレイに穴を開け、その下に自撮りカメラを置く「パンチホール」方式を多くのスマホに採用してきました。が、それらは大半が画面左上に穴とカメラがある配置でした。
しかしGizmochinaによれば、準備中のnova 11シリーズは初めてピル型(横長で錠剤のような形)切り欠き入り画面を採用に踏み切ったとのこと。HUAWEI製品でも真ん中にパンチホールありの端末は前例がありましたが、横長の切り欠きは初めてのことです。
HUAWEI nova 11シリーズではXMAGE(HUAWEI独自技術)カメラシステムが搭載され、写真撮影のユーザー体験が改善されると噂されています。そして新たなDynamic Islandのような仕組みは、その機能もiPhone 14 Proのそれに似ていると思われます。
HUAWEIは米国の輸出規制によりGoogle関連サービスが搭載できなくなったこともあり(現在は独自のHarmonyOSを採用)、一時ほどのシェアはないものの、中国大手には違いありません。Androidスマートフォンにも、Dynamic Islandの大ブームがやって来る可能性がありそうです。
Source:Gizmochina