Apple Watch、カラダの異変を何度も通知して消化管出血のピンチを救う!

ink_pen 2023/2/21
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Apple Watch、カラダの異変を何度も通知して消化管出血のピンチを救う!
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

これまで多くの人々の命を救ってきたApple Watchが、今度は持ち主が重度の内出血を起こしていることを報せ、治療を受けるきっかけになったと感謝されています。

↑Apple Watch

 

大手掲示板Redditのユーザー「digitalmofo」氏は、Apple Watch Series 7が「集中モード」(do not disturb)にしていたにも関わらず、命の危険を知らせてくれたと投稿しています。ちなみに集中モードとは、仕事に集中していたり、重要な会議中や映画を見ているときなどに、気を散らす通知を減らせる機能です。

 

このdigitalmofo氏はお昼になんだか疲れたので、Apple Watchを集中モードにして、ソファに横になってちょっと昼寝したとのこと。そして起きてから通知を確認すると、10回以上も高心拍数の通知を受け取っていたそうです。

 

そのため再び横になったものの、やはり高心拍数の通知は止まらず。そこでかかりつけ医にオンライン診療を受け、脈拍数や酸素(おそらく血中酸素濃度)をチェックしてから、そのまま911(緊急通報)に電話したとのこと。

 

はじめ救急隊は心臓発作だと言ったものの、検査した結果ヘモグロビンは3g/dLちょっと(正常値は13~16程度)で、消化管出血(胃や腸などからの出血)でした。もしもその時に輸血を受けていなかったら、助からなかったと言われたそうです。

 

digitalmofo氏は看護師さんや先生、献血してくれた人たちや治療を手伝ってくれた人たちに感謝しつつ、「もしもApple Watchがなかったら、私はそのまま気を失って死んでいたでしょう」と振り返っています。

 

Apple Watchは心電図アプリなどが注目されやすいのですが、他にも様々なセンサーにより身体に起きた異変を知らせ、隠された病気を発見するきっかけとなってきました。その通知には、素直に耳を傾けた方がよさそうです。

 

Source:Reddit
via:Wccftech

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