2022年末、Googleがネット接続がなくともAndroidスマートフォンを追跡する機能を開発している可能性が浮上していました。それに続き、同社は電源が切れたAndroidスマートフォンを見つけられる機能の開発に取り組んでいると、有名リーカーが主張しています。
開発者でリーカーのKuba Wojciechowski氏によると、この機能はPixelスマートフォンでは「Pixel Power-off Finder」(パワーオフのPixelを探す)と呼ばれるそうです。
Kuba氏いわく、GoogleはAndroid端末から構成される巨大ネットワークの構築に取り組んでおり、UWB(超広帯域無線)サポートや、Google独自の紛失防止タグ「Grogu」も含まれるとのこと。このGroguは、今年初めにも開発中との噂が伝えられていました。
今回の情報は、Googleが早期アクセスプログラムに登録している企業にシェアしたAndroid 14の初期ソースコードから得られたようです。
そこには「hardware.google.bluetooth.power_off_finder」と呼ばれる新しいハードウェア抽象化レイヤー(HAL)定義が。コメントによれば、事前に計算されたFinger Network Keys(デバイス固有のキー)がBluetoothチップに送信され、スマートフォン本体がオフの状態でもオンに保たれるそうです。
要するに、スマートフォンの電源が切れていてもBluetoothチップが動作を続けており、近くにある他のAndroidデバイスから検出できるわけです。このしくみは、iPhoneの「探す」ネットワークと非常によく似ています。
ただし、この機能にはBluetoothチップを常に動作させるためのハードウェアが必要です。そのためPixel 7やPixel 7 Proといった現行モデルが対応しているかどうかは不明ですが、今後の「Pxel 7a」や「Pixel 8」ではサポートされる可能性が高そうです。
Source:91mobiles