Apple(アップル)の「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」のアメリカへの輸入禁止が、アメリカ国際貿易委員会(ITC)により正式に決定されました。この決定は、アメリカ合衆国通商代表部(USTR)にも支持されています。
今年9月に発売されたApple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2は、米国にて12月21日から販売が停止しています。これは医療機器メーカーのMasimo(マシモ)との特許紛争により、Apple Watchの酸素飽和度の測定方法とデータの提供方法が、アメリカ国際貿易委員会(ITC)により問題視されたことが原因です。
今回、アメリカ合衆国通商代表部は「慎重な協議」の結果、ITCの決定を覆さないとの声明を出しています。これにより、ITCによる輸入禁止措置が12月26日に確定しました。Appleは今回の輸入禁止措置について、ワシントンの連邦裁判所に控訴を申し立てています。また同時に、販売再開に向けてソフトウェア的な解決策を取り組んでいるそうです。
このような輸入禁止措置はアメリカ国内のもので、日本では問題なくApple Watch Series 9/Ultra 2の購入が可能です。Appleの控訴が認められるのか、あるいはMasimoと和解するのか、今後の動きが注目されます。