中国の大手スマートフォンメーカーのXiaomi(シャオミ)が、物理的なボタンがないフラッグシップ機「Zhuque」を2025年前半に発売する可能性があると報じられています。
インドメディアのSmartprixによれば、本製品はジェスチャーや感圧式エッジ、あるいは音声コマンドの組み合わせにより操作するかもしれないとのこと。ボタンがない代わりに、ディスプレイをなぞったり、本体の端を強く押したりするというわけです。
また、本製品はアンダーディスプレイ(画面埋込み型)の自撮りカメラを搭載するとも伝えられています。すでにサムスンがGalaxy Z Fold6などに導入していますが、より洗練されたものになる可能性がありそう。
さらに、プロセッサーにはクアルコムの次期ハイエンド向けチップ「Snapdragon 8+ Gen 4」を使うとのこと。このプロセッサーについて詳しくは不明ですが、ベースとなるSnapdragon 8 Gen 4は素晴らしい性能になるとの公式資料が流出していました。
この開発プロジェクトは初期段階にあるため、まだ変更される可能性があるとのこと。Xiaomiは本製品を初めとして、フラッグシップのスマホ市場を揺るがす大きな計画を持っているようです。
過去に中国メーカーのMeizuは、ボタンや外部ポートなどが一切ない「穴なしスマホ」ことMeizu Zeroを発売していました。結局は人気が出ずにニッチな製品に終わっていましたが、高い技術力やブランドを持つXiaomiだけに、こちらはヒットするかもしれません。