サムスンが今年の夏に発売したGalaxy Ringは、指に付けて健康状態を追跡するスマートリングです。今のところ日本では発売されていませんが、他の国や地域では好評を博しています。
最近では、その後継モデルにおいて指の太さに合わせてサイズを調節する機能が実現する可能性が浮上しています。
ドバイの健康関連サイト・Elegant Hoopoeは、サムスンが出願した特許を発見したと報告。これはウェアラブル機器を身体によりよくフィットさせるためのサイズ変更機能に焦点を当てたものです。
スマートリングをユーザーの指に合ったサイズにすることは非常に重要です。センサーが適切に機能して身体情報を得るためには、リングがぴったりフィットする必要があるためです。もしサイズが合っていなければ不快になるほか、心拍数などを追跡する機能にも影響を及ぼす可能性があります。
リングには指に触れる内側と外側がありますが、今回の特許は内側に関するもの。そこに伸縮性のある素材を入れて置き、指の大きさや圧力により形が変わってフィットする仕組みです。
この伸縮性のあるパーツにはサポートシステムがあり、形状が変わり過ぎたり、ずれたりしないようにします。さらに、素材を所定の位置に保つ小さな留め具があるため、リングを指にしっかり固定して心拍数などを正確に測定できるというわけです。
こうしたアイデアを思いついたのはサムスンだけではなく、最近はXiaomiも指のサイズに合わせて自動調節するスマートリングの特許を中国で取得していました。こうした機構があれば、同じリングを違う指に装着したり、他の人にも譲ることが可能となります。
もちろん、他の特許と同じく、実際の製品に反映されない可能性もあります。しかし、スマートリングを買う前に試着が不要となるため、この特許が実現することを期待したいところです。
Source: Elegant Hoopoe
via: PhoneArena