サムスンの「XRメガネ」、2025年後半にRay-Ban Metaっぽく発売!?

ink_pen 2024/11/19
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サムスンの「XRメガネ」、2025年後半にRay-Ban Metaっぽく発売!?
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

サムスンは新たなXR(拡張現実や仮想現実を総合した概念)プラットフォームを開発中です。そのうちスマートグラス、すなわちメガネ型のXRデバイスはレイバンとメタの製品「Ray-Ban Meta」のようになり、2025年内に発売されるとの噂が報じられています。

↑Ray-Ban Metaとの違いは?

 

この情報は、中国に拠点を置く研究機関のWellsen XR Researchの顧客向けメモに書かれていました。それによれば、サムスンは50万台のスマートグラスを初期に生産する予定であり、2025年第3四半期に発売する予定とのこと。このスケジュールは予想より遅くはありますが、サムスンが示唆していた時期と一致しています。

 

本製品は、クアルコム製のAR1チップセットを搭載する模様。Ray-Ban Metaと同じチップですが、すでにクアルコムは2022年に第2世代のAR2チップを投入しています。

 

また、サムスン製スマートグラスは12MPのカメラと155mAhのバッテリーを搭載する予定とのこと。どちらもメタとレイバンの製品とほぼ同じですが、わずかに重い50g(Ray-Ban Metaは約49.2g)になる見通しだと報じられています。

 

サムスンのXRメガネについては、ディスプレイが搭載されるかどうかに注目が集まっていました。今回の報告では画面への言及が一切なく、ディスプレイが搭載されないことが強く示唆されています。

 

しかしその一方、多くの機能が利用できるそう。「支払い」「QRコード認識」「ジェスチャー認識」「人間の認識」にも対応するうえ、GoogleのLLM(大規模言語モデル)であるGeminiが搭載されてAI機能も使えるようです。

 

もし発売が2025年第3四半期であれば、登場までには1年近く待つことになります。しかし、サムスンはスマートリング「Galaxy Ring」を早めに発表したこともあり、1月に開催が噂される「Galaxy S25」シリーズ発表イベントでXRメガネを予告する可能性も否定できないでしょう。

 

Source: Jukanlosreve (X),Maeil Business Newspaper
via: 9to5Google

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