2025年「機内持ち込み手荷物」の無料が終わる!? 北米の航空会社が有料化

ink_pen 2025/1/1
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2025年「機内持ち込み手荷物」の無料が終わる!? 北米の航空会社が有料化
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

飛行機の機内に持ち込める大きさの荷物なら料金はかからない。そんな当たり前のことが2025年から変わっていくかもしれません。

↑次に国際線に乗るとき、有料になっているかも

 

機内持ち込み手荷物の追加料金を発表したのは、エア・カナダ。2025年1月3日からエコノミー・ベーシック運賃で搭乗する客に対し、ハンドバッグや小型バックパックより大きい機内持ち込み手荷物に追加料金を課すというのです。

 

これはアメリカ大陸間のフライトに適用されるもので、追加料金は1個目の機内手荷物が25ドル(約3900円※)、2個目が36ドル(約5600円)。チケットを予約するときか、チェックイン時にこの追加料金を支払わなかった場合、空港で46ドル(約7200円)の支払いが求められます。

※1ドル=約156円で換算(2024年12月19日現在)

 

エア・カナダでは1月21日から、チェックイン時に自動的に割り当てられた席について変更を希望する搭乗客からも、低料金とはいうものの料金を徴収するとし、多くの人から激しい反発を受けたばかりです。

 

ちなみに、アメリカのLCCであるフロンティア航空も機内持ち込みの手荷物に追加料金を徴収する制度を設けており、その料金の支払いを逃れようとする搭乗客をゲートの係員が捕まえるよう奨励しているとして批判を受けています。

 

世界の多くの航空会社が、預け荷物の料金でかなりの売り上げを得ていることは以前も紹介しました。しかし、エネルギー価格の高騰や人件費の高騰などが重なり、経営は楽ではないでしょう。機内持ち込み荷物でも売り上げを上げようとしている航空会社が出てきても不思議ではないのかもしれません。

海外の航空会社、「手荷物料金」でボロ儲けしていたことが判明!日本の航空会社なら、手荷物を預けても無料の場合が多いですが、海外の航空会社では、国内線で手荷物を預けると有料になるケースがほとんど。その手荷物料金の売り上げがとんでもない金額になっていました。

 

【主な参考記事】

New York Post. Major airline announces policy to charge customers who bring carry-on bags onto planes, sparking outrage: ‘Not acceptable’. December 7 2024

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