「モータルコンバット」で知られる大手ゲーム会社アクレイムが復活

ink_pen 2025/3/9
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「モータルコンバット」で知られる大手ゲーム会社アクレイムが復活
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

かつての大手ゲームパブリッシャーであるアクレイムが、20年以上の休眠期間を経て復活を遂げることが発表されました。

↑使用画像:Acclaim。往年のファンには嬉しいニュースです

 

同社は1980年代後半~90年代を通じて、最も有名なゲームブランドの1つでした。が、2000年代初頭に経営難に陥り、2004年に破産。それから20年以上が経った3月4日、再始動を明らかにしました。

 

新生アクレイムのCEOには、ゲーム業界のベテランであるアレックス・ヨセフ氏が就任。インディー開発者の支援と、かつての人気ゲームを現代に蘇らせることを目的としています。

 

インディーゲーム開発者に対しては資金調達、マーケティング、PRの面で支援するとのこと。特に資金調達が難しくなっている現在、非常に喜ばしいニュースです。

 

1987年に設立されたアクレイムは、日本でも知られている『モータルコンバット』や『NBA Jam』シリーズのほか、『ザ・シンプソンズ』や『スパイダーマン』、『エイリアン3』、『ターミネーター2』など多くの版権ゲームを発売していました。また『Turok』や『バーンアウト』シリーズも、最初の作品はアクレイムから発売されています。

 

ヨセフCEOは、すでにアクレイムはいくつかのインディーズゲームと契約を交わしており、それらを間もなく発表する予定だと述べています。同社は日本向けにもスーパーファミコンやメガドライブ用タイトルを何本か発売したことがあり、そちらの復刻も期待したいところです。

Source:Engadget

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