リサイクルはもう必要なし! ラバッツァ「Tablì」がコーヒーでカプセルまで作ってしまった

ink_pen 2025/5/19
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リサイクルはもう必要なし! ラバッツァ「Tablì」がコーヒーでカプセルまで作ってしまった
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

気軽に本格的なコーヒーを楽しめるカプセル式のコーヒー。淹れた後の片付けが楽という魅力がある一方、カプセルのごみが出てしまうもの。そこでイタリアのコーヒーメーカーが提案したのが、カプセル自体をコーヒーで作った新しいカプセルコーヒーです。

↑正真正銘100%コーヒーでできた「Tablì」(画像提供/Lavazza)

 

従来のコーヒーメーカーでは、フィルターのセットや終わった後の片付けが面倒と感じる方もいるでしょう。そんな手間を簡略化できるのが、カプセル式コーヒーメーカーの魅力です。ただし、カプセルコーヒーのカプセルは、プラスチックやアルミニウムなどの素材でできており、使用後もごみとして出てしまいます。

 

そこで生まれたのが、カプセル部分もコーヒーで作った「Tablì」。イタリアのコーヒーブランド「ラバッツァ」が、ジュリアナ・リマ・ヴァスコンセロスさんというアーティストと共同で作った物で、先日イタリアで開かれた世界最大規模のデザインの見本市・ミラノデザインウィークで発表されました。

 

まるでダークなコルクのような見た目のTablìは、コーヒーを圧縮してできているそう。Tablì専用のマシンにセットして、コーヒーを淹れた後に残るのは、コーヒーカスのみです。5年の研究開発を経て生まれたTablìには、特許を取得した技術が15以上も使われているのだとか。

 

環境に配慮して、アルミニウムやバイオプラスチック、堆肥化可能なカプセルのコーヒーもありますが、大半は使用後に廃棄されているとみられるカプセルコーヒーの世界。Tablìは、そんなコーヒー業界にとって新しい一歩となる可能性があるようです。

 

【主な参考記事】

Designwanted. Tablì eliminates traditional waste by making the capsule entirely out of coffee. May 9 2025

Lavazza

 

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