昔は350万円、今は22億円。米の「プライベートアイランド」の価格が60年で660倍に

ink_pen 2023/7/14
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昔は350万円、今は22億円。米の「プライベートアイランド」の価格が60年で660倍に
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

自分だけの島を持てたら——。そんなふうに思っている方は、少なくないかもしれません。米国のフロリダに浮かぶ小さな島が現在1650万ドル(約22.7億円※)で販売されています。この島は約60年の間に価格が660倍にもなっているというから驚きです。

※1ドル=約137.5円で換算(2023年7月14日現在)

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フロリダ半島に連なる島々、フロリダキーズから400mほど沖合にあるのが、現在売り出し中のプライベートアイランド「イースト・シスター・ロック・アイランド」。1.4エーカー(約5600平方メートル)の敷地に、3LDKの住宅が建てられ、飲料水用の貯水槽もあり、食料を持ち込めば1週間程度の滞在ならできそうです。

 

このプライベートアイランドの最初の所有者は、ニュージャージー州の医師、クラウス・メッケラーさん。もともとこの島は、ただの岩が水面から突き出ていただけだったとか。クラウス医師は、1970年代にこの土地を2万5000ドル(約350万円)で購入。建設業者を雇い、建設機械を持ち込んで岩山を平坦にし、居住できる島にしたのです。

 

研究の一環でサルを飼育できる場所にしようと考えていたとのことですが、その計画は頓挫し、結局、家族で休暇を過ごす場所として使ったのだとか。

 

その後、1995年に現在の所有者であるウィルフォード家に75万ドル(約1億円)で売却されました。そして、現在1650万ドル(約22.7億円)で売り出されているのです。もとはただの岩山だったところに、家などを建てたとはいえ、およそ60年の間に660倍の価格になっている計算になります。

 

ちなみに、現在は太陽光パネルや蓄電池付きのタービンが設置され、電力も供給できるそう。さらにセントラルエアコンと、海水を脱塩できる装置もあり、バケーションレンタルの施設として旅行者に貸し出し、利益を得ることもできると言います。

 

プライベートアイランドを持つという夢が膨らむ話ですね。

 

【主な参考記事】

The Philadelphia Inquirrer. A New Jersey doctor built his own island. It’s now on sale for $16.5 million. July 10 2023

 

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