
先日、夫が会社の福引でユニバーサルスタジオジャパンのペアチケットを当てて帰宅! 産後初めての小旅行に心躍らせつつも、0歳児連れで1泊2日のお泊まりが少し心配。通常のお泊りセットにくわえ、ベビー用品に仕事用のノートパソコンなど、なにかと多くなりがちな荷物をコンパクトにまとめつつ、必要な荷物をサッと取り出せてパッとしまえて、持ち運びも楽な状態にしておきたい……。つまるところ手頃なスーツケースが一個欲しいわけです。
目次
ごちゃつく荷物もスッキリ収納!身軽になれるスーツケース

そんな折に出会ったのが、エースのハードスーツケース「クルーズボックス」。公式サイトによると、容量33Lタイプと小さめボディでありながら、2泊3日分の荷物が収納できるとあります。
CRUZBOX[クルーズボックス]スーツケース 機内持ち込み 33L
ブランド:エッジリンク
実売価格:23,980(税込)
サイズ:H55×W35×D25 cm
※サイズはキャスター・ハンドルを含む外寸表記です。
容量:33L
重量:3.2kg
機能一覧:フロントポケット(蓋側:メッシュポケット2つ。ファスナーポケット1つ。本体側:15.6inchのPC収納可能。(参考収納寸法 W38.5×H26.5×D2.7㎝)/メイン内装(2気室。両面仕切りタイプ。メッシュポケット1つ)/双輪キャスター(4輪)/国内100席以上・国際機内持込み
ほか、TSダイヤルファスナーロック/キャスターストッパー

収納には、ノートパソコンや書類などの出し入れに便利なフロントポケットのほか、メイン内装はファスナーで分かれる2気室タイプで荷物の区分けもばっちり。


子ども用品、仕事道具、大人のお泊まりセットなど、分けたい荷物が複数ある時に便利です。
重量は3.2kgとハードスーツケースの中では軽量な部類。持ち上げたり、荷下ろししたりする動作はけっこう疲れるので軽いに越したことはありません。
それでは、1泊2日の小旅行をイメージしながら、もっと詳しく機能をチェックしていきたいと思います!
チェックポイントは、
- 実際にどこにどれくらいのものが入るのか
- 荷物のしまいやすさ、取り出しやすさはどうか
- 移動中の取り回しは楽かどうか
……以上、3項目のレビューをさっそく始めていきましょう。
仕事道具+ベビー&大人の1泊2日分の荷物がしっかり入る
それでは「実際にどこにどれくらいのものが入るのか」をチェックします。今回は1泊2日の小旅行(ワーケーション)を想定して必要な荷物を洗い出してみました。
まずは仕事道具から。
ライター、編集という仕事柄、ノートパソコンとタブレットのセットは欠かせません。執筆や原稿チェックはノートパソコンで、資料の読み込みやラフ作成はタブレットで行っています。
ということで以下が仕事道具です。

さて次に大人用のお泊りセットはこちら。

1泊2日に必要な最低限の荷物だけを集めてみました。バスタオルは意外とスペースをとりますので、宿先に常備されている場合は家に置いていきます。
最後に、ベビー用品です。マザーズバッグに入りきらない予備のものや、すぐに使わないものたちをリストアップしてみました。

これで荷物がすべて出そろいました。それぞれ必要最低限の荷物にとどめたとはいえ、この量をソフト系のリュックやボストンバッグに入れたら、パンパンになって出し入れが大変そう……。
今回のようなケース(精密機器などの壊れ物を持っていきたい、大人とベビーの荷物が混ざらないように分けたい、荷物ごとにスムーズに取り出したいとき)こそ、荷室が仕切られているハード系のスーツケースの出番だと実感します。
仕事道具の収納に便利なのは、サッと取り出せるフロントポケット
荷物を実際に収納してみました。荷物のしまいやすさ、とりだしやすさについても同時にチェックしていきます。
まずは仕事道具から。これらはフロントポケットへ収納してみます。
そもそもフロントポケットという言葉にあまりなじみがないので調べてみたところ、スーツケースの前面についている収納部分のことなのですね。荷物の出し入れがしやすいように設計されているのが特徴です。
クルーズボックスのフロントポケットはというと、ノートパソコンや周辺機器、仕事の資料などビジネスに必要なものが収納できるような作りになっています。


私の場合、ノートパソコンとケースに入ったタブレットが分厚いので、ちょっとパンパン気味ですが…何とか入りました。左側のファスナータイプの袋はマチなしですが、第9世代のiPad(ケース付きで縦約27cm、横約20cm、厚さ約4cm)でも閉まります。右側のノートパソコン入れもマチはないものの、ベルクロで止めるゴム部分がよく伸びてくれたので、わたしの14型ノートパソコン(ソフトケースに入れた状態で縦約36cm、横約26cm、厚さ約4cm)でも収まりました。
実際に使ってみて、便利だなと思ったのは、ノートパソコン用のセカンドバックを別で持ち運ばなくてもよいことと、狭い場所でも荷物がスムーズに取り出せることです。

ファスナーを全開にしても、サイドのマチ部分が支えてくれるため、いい感じの角度で止まってくれます。
仕事道具って、ちょっとした隙間時間ができたら、パッと取り出して作業をして、サッとしまいたいじゃないですか。たとえば、電車や新幹線、飛行機などの移動中とか。
これなら、スーツケースをわざわざ横にして見開きの状態にする必要がないため、狭い場所でも人目を気にせずにスムーズに中身を取り出せます。
忙しい中でも、なんとか仕事にさける時間を捻出したいときにかなり重宝しそうです。
こんなに出し入れがスムーズなら、飛行機にノートパソコンを持ち込む際にも、保安検査場でモタモタしなくてすみますね。

そんな忙しいビジネスパーソンをサポートしてくれるフロントポケットですが、仕事道具が必要ない場合は、ぬいぐるみや絵本など、子どものおもちゃ入れにしてもよいかもしれません。“マザーズバッグに入りきらないけれど、すぐに取り出せたらうれしいもの”を入れると便利そうです。
大人のお泊りセットとベビー用品を分けて収納できるメインポケット

大人のお泊りセットとベビー用品は、メイン収納へ。
メイン収納は、左側と右側に部屋が分かれている2気室タイプ。左右それぞれにファスナーがついており、左側はフロントポケットと繋がっているので、移動中の荷物の出し入れもスムーズです。
この左側の使い方としてはたぶん、「使用する確率はそう高くないけれど、もし使うとなったら絶対に必要なもの」を入れておくのが正解なのでは?
ということで、今回は「抱っこふとん」を左側の一番下(フロントポケットへのアクセス部分)に収納することにします。抱っこふとんは我が家では寝かしつけのマストアイテム。移動中はしまっておきたいけれど、必要となったらいつでも取り出したいのです。
それでは、ベビー用品を左側に、大人のお泊りセットを右側に収納していきます。

多少手間取りましたが、サイズ約縦60cm、横40cmの抱っこふとんを折らずにしまえました。試しにフロントポケットから引っ張り出してみましたが、意外とスムーズに取れます(ただ、一度取り出してしまうとしまうのが難しいですね)。
2気室のメリットは、荷物の仕分けができるため、収納に困らないし、空間をうまく使えること。さらにいいことにクルーズボックスは、左右それぞれの部屋がファスナーで仕切られている両面仕切りタイプ。
メインを全開にしたときに中身が見えないし、荷こぼれしないのが最高です。宿泊先でスーツケースを広げたまま過ごしても、同室の人や清掃員の方の目に触れなくて済みます。些細なことかもしれないですが、プライバシーが確保されている安心感がすごくよいです。
機内持ち込み可能な高い機動力。移動中の取り回しも良好
続いて、「移動中の取り回しやすさ」についてチェックしていきましょう。
私の中での“スーツケースの困りごとあるある”の上位に君臨するのが、“自分の動作についてきてくれず転倒させてしまう”というのがあります。
おそらく、キャスターの可動範囲を超えた無理な動きをさせているのでしょう。そうは言っても、心の中では「お願いだから、私の動きについてきて!」といつも思ってしまっているのです。
そこへきて、クルーズボックスのキャスターはどうかというと、とても滑らかに360度回転してくれます。

そして重量はというと3.2キロとかなり軽量。バスやタクシーの乗り降りや、階段の上り下り、飛行機や列車、船の荷台への積み下ろしなど、持ち上げタイミングは思ったより多いので、軽ければ軽いほど体力温存できますね。ありがたい限りです。
大きさも33Lと「機内持ち込みできるサイズ」であるため、カフェや狭い通路など小回りを聞かせたい場所での取り回しもラクでしょう。
それに、機内持ち込みができれば、手荷物預け入れ時とランディング時のベルトコンベアから荷物を回収する時間を節約できます。
現地で人を待たせているときや、フライトが遅れて終電に間に合いそうにないときなど、機内持ち込みにすればよかったと何度思ったことか……。
エース公式サイトには、33Lのほかに3サイズ(52L、64L、101L)が展開されていますが、用途として旅行のほかビジネスシーンにも活用するなら33L一択だと思うのですがいかがでしょう。
機能面、デザイン、価格のバランスが非常に優秀
実際に使用してみた結果、私のようなタイプの使い方をする人なら、ビジネスにもプライベートにも断然アリ!と感じました。
<私タイプな人ってこんな人>
- 1泊2日から2泊3日くらいの外出が多い
- 機内持ち込みで身軽に動きたい
- 移動中に荷物にアクセスしたいタイミングがある
- 仕分けしたい荷物が数種類ある
- 必要な荷物をスムーズに出し入れしたい
- 人の目を気にせず、プライバシーを守りたい
- スーツケースを引くとき、少々大胆な走行をさせてしまう
- 疲れたくないので持ち運びが楽なほうが良い
そして、気になるお値段なのですが、税込みで23,980円でございます。
価格だけにフォーカスすれば、安くはないと感じる価格ですが、使われている素材や搭載されている機能を鑑みれば、このお値段で納得。むしろお得。
安かろう悪かろうではなく、オーバースペックでもない、ちょうどよいスーツケースを探している人にぴったりだと思います。
ハンドルが少しグラつくのが残念

あえてイマイチな部分を挙げるとしたら、ハンドルが少々グラつくところでしょうか。
とはいえ、4段階式に伸縮してくれる便利なハンドルをつかまえて、このツッコミはどうなのか。
繋ぎ目が多くなれば、そのぶんグラつくのは構造上いたしかたないこと。それに、乱暴な走行をしなければ少々グラつくくらい問題ないはず(少し心細いな、と思うくらいで)。使用上は何か困ることはないと思われます。
高い収納力、出し入れのしやすさ、取り回しのよさが揃ったエースのクルーズボックスなら移動中、宿泊先の両方で快適に過ごせることでしょう。