数年前のキャンプブームから火がつき、今や私たちの日常に欠かせない存在となった「WORKEMAN(ワークマン)」。過酷な現場で培われた機能性を、驚きの低価格で提供し続ける同社の進化は留まることを知りません。
快進撃を続けるワークマンが2月9日(月)に東京国際フォーラムで開催した「WORKMAN 2026春夏 新製品発表会」。会場に足を運び、改めて感じたのは「技術の蓄積が生み出す圧倒的な納得感」でした。機能性の進化、生産体制の強化、そしてデザインの洗練。展示会を回って見えてきた最新情報をレポートします。
目次
【キーワード1】「遮熱」で夏をしのぐ。さらに実用性を増した「XShelter(エックスシェルター)」

まず向かったのは、猛暑対策ウェア「XShelter(エックスシェルター)」のコーナーです。近年の日本の夏の暑さは、避けることのできない「リスク」になりつつあります。そこでワークマンが出した答えが、衣服内を外部の熱から守る「断熱」という発想でした。
XShelterは、ワークマンが独自に開発した断熱素材を使用したシリーズ。その仕組みはシンプルで、衣服内の温度を30℃〜33℃、湿度を50%前後にキープすることを目指して設計されています。

会場に設置された「気温45℃体験ルーム」に入ってみると、通常のアウターではじりじりと熱気が伝わるのに対し、XShelterを着用しているとその感覚が明らかに抑えられているのが分かります。
今回初公開された最高峰素材「暑熱Ω(オメガ)」は、東レの技術を組み合わせたもので、極限の暑さの中で活動するプロ向けの仕様。一方で、私たちのレジャーや普段使いに適した「暑熱α」「暑熱β」のラインナップも順当に進化しています。
XShelter 暑熱α フーディ 2900円(税込)

今シーズンの主力アイテムである「XShelter 暑熱α フーディ」は、まさに多機能ウェアの集大成です。遮熱、UVカット、超軽量、超速乾、極薄、気化熱、接触冷感、吸汗、通気、透湿、高撥水、防汚、しわになりにくい、防風、小物の落下防止ポケット、パッカブル仕様という、驚異の16機能を搭載しています。
実物を手に取ると、驚くほど軽量(先ほど筆者が体験ルームで試したのもこの製品です)。生地には「気化冷却機能」が備わっており、汗や水に濡れることでさらに温度を下げる工夫が施されています。注目すべき細かいギミックを下記にまとめます。
- 変形するフード:首元までしっかり隠れるハイネック仕様に加え、ドットショット加工によりフードを被っても良好な視界を確保。また、フードは襟に収納でき、首元を冷却するアイスネックガードとしても機能。
- 徹底した通気設計:背中や脇下に大型のベンチレーションを配置し、内部の蒸れを即座に逃がす。
- こだわりのディテール:手の甲まで守るサムループや、作業がしやすいロールアップ可能な袖口など、現場の声がデザインに反映。


また、今回はキッズ製品も拡充されていました。地面に近い場所で活動する子どもたちは、大人以上にアスファルトからの照り返し(輻射熱)の影響を受けやすいため、この断熱機能は理に適った選択と言えます。
【キーワード2】回復を日常の習慣にする。さらに身近になった「MEDiHEAL(メディヒール)」

次にチェックしたのは、昨年の発売直後から大きな話題を呼んだリカバリーウェア「MEDiHEAL(メディヒール)」です。疲労回復をサポートする遠赤外線血行促進用衣(一般医療機器)として、もはや一時のブームではなく、日々のケアを支えるインフラとしての立ち位置を強めています。
私たちの生活に深く根付こうとしているリカバリーウェア。昨年の品薄を受け、今年は昨対比7倍、2100万着という供給体制を整えたとのこと。誰しもが必要な時に手に取れる価格と物量を用意する、ワークマンらしい合理的な戦略です。
今季は定番の天竺生地(ROOMシリーズ)に加え、5月発売予定の吸汗速乾性に優れたドライメッシュ素材や、肌触りの良いパイル地など、バリエーションが豊富。特に注目したいのが、よりファッション性に振った「アクトシリーズ」です。
MEDIHEAL アクトフーディ 2490円(税込)

ハリのあるジャージー生地を使用しており、いわゆる「パジャマ感」はありません。ストレッチ性に優れているため、長距離の移動中やジムへの行き帰りなど、「動きながら疲れを溜めたくない」シーンに最適なワンマイルウェアに仕上がっています。

高くても2000円台。この価格なら、自分用だけでなく、同じように疲れている奥さんや、実家の両親へのギフトとしても気兼ねなく選べます。会場で体験できた「血流スコープ」による血行促進の見える化は、まさに自信の表れ。自分への体調管理としてはもちろん、周囲への贈り物としても、より身近な存在になりそうです。
ウェアだけでなく、寝具カテゴリーまで網羅!

さらに「快適な眠り」を直接サポートする寝具も登場。メディヒールの糸を使用した冷感敷パッド(シングル1900円、セミダブル2300円)や、肌に触れる部分が綿100%のタオルケット(2300円)など、着るだけでなく「包まるリカバリー」も提案。こちらはWorkman Colors店を中心とした限定展開となります。
【キーワード3】機能カジュアルが爆発!「Workman Colors」が見せる“映える”ワークマン

最後は、これまでのワークマンらしさに磨きをかけ、ベーシックな普段着のラインナップを充実させている「Workman Colors(ワークマンカラーズ)」のエリアです。
30代・40代になると、服装選びが難しくなりがち。若すぎるトレンドは浮いてしまうし、かといって機能性一点張りの“お父さんの服”も卒業したい。そんなジレンマを解決してくれるのが「快適普段着」を標榜するWorkman Colorsです。

会場には、25体ものマネキンが「1万円以下のトータルコーデ」を披露。

「それ、どこのセレクトショップの?」と聞きたくなるような、洗練されたアノラックパーカや、シルエットの美しいクライミングパンツ。それらが一式揃って1万円でお釣りが来るのです。
今回のColors展示の中で個人的に最も驚いたのが、フットウェアのさらなる進化です。
特にトレンドを取り入れた2026年3月発売予定のローファー型スニーカーは他の来場者たちの間でも注目の的! 見た目は完全なオーソドックスなローファーですが、中身はスニーカー並みのハイテク機能を搭載しています。
ハイバウンスバラストローファー 3300円(税込)

かかと部分には、高反発エコ素材「BounceTECH ECO(バウンステックエコ)」を採用。歩行時の横ブレを防ぎ、安定感を高めるスタビライザーをアウトソールに内蔵し、通勤や街履きに適したスタイルでありながら、歩行時の疲労を劇的に減らしてくれます。
ハイバウンスファントムライド 3900円(税込)

そしてもう一つ、走りを追求したい層に響くのが、2026年2月発売の「ハイバウンスファントムライド」です。
「ハイバウンス史上最高」を謳うその性能は、厚みのあるミッドソールからも伝わってきます。さらなる高反発性を追求し、もう一段階上の推進力を提供するために開発された本気の一足。健康維持のために走り始めた方や、休日のジョギングをより楽しみたい方の「一歩」を後押ししてくれます。
このクオリティが3000円台というのも、長くシューズ開発を続けてきたワークマンならではの到達点と言えるかもしれません。

他にも、TVアニメ『名探偵コナン』やアニメ『北斗の拳-FIST OF THE NORTH STAR-』といったワークマン限定アイテムなど、従来の機能一辺倒ではない、時代性を反映した商品も多く見受けられました!
2026年の夏もワークマンがコスパ最強になりそうです!

発表会を通じて感じたのは、今のワークマンは私たちの生活を支えてくれる、頼もしい存在になったな、ということです。
数年前のブームで一気に身近になりましたが、今ではその時に評価された「機能性」や「安さ」が、さらに安定感のあるものに進化しています。「暑さを断熱でしのぐ」「着るだけで身体を整える」といった、以前なら少し特別なことだった機能を、これまでの信頼を裏切らない低価格で底上げしてくれています。
猛暑の日の通勤や、家族との外遊び、そして一日の終わりのリラックスタイムまで。2026年の春夏、よりアクティブに過ごすための「武器」が、今回紹介したウェアの中にはたくさん詰まっていました。
2月末からお店に順次並び始めるとのこと。売り切れてしまう前に、ぜひ近くのワークマンでその実力を試してみてください!
©武論尊・原哲夫/コアミックス,「北斗の拳」製作委員会
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996












