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2018/3/27 21:00

こ、これはまさかカビ!? 愛靴を10分で生き返らせるコツ

いよいよ始まる新年度。気持ち新たに、久しぶりに靴の手入れでもしようと思ったら、靴箱にしまっておいた革靴にカビが!  捨てるのはもったいないし、自分で手入れしてみるか。でも、どうやるのが正解なんだろう……。そうだ、ご近所の山田岳人さんは、革靴や鞄の修理をしているユニオンワークス渋谷店で店長をしているって言っていたな。早速、靴の手入れについて教えてもらおう!

 

参ったなぁ……と、いつも困っている「参田家(まいたけ)」の面々。きょうはお父さんが、なにやら困っているようです。

参田家の人々
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ちょっと気弱なお父さん、元気でしっかり者のお母さん、もうすぐ小学生の娘、甘えん坊の赤ちゃん、家族を見守るオスの柴犬の4人と1匹家族。年中困ったことが発生しては、宅配便で届いた便利グッズや、ご近所の専門家からの回覧板に書かれたハウツー、知り合いの著名なお客さんに頼って解決策を伝授してもらい、日々を乗り切っている。
https://maita-ke.com/about/

革靴のカビを取って、再発を防止する方法を知りたい!

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お父さん「ここのところ毎日同じ革靴を履いていたら、ほかの革靴にカビが生えちゃったんです……。捨てるのももったいないし、なんとか自分でお手入れしたいけど、間違ったケアをしてしまうのが怖いんですよ。これってもう、元には戻らないんでしょうか?」

 


山田さん「毎日同じ靴を履き続けてそのまま放置したりすると、湿気が溜まってカビが生えやすくなるので注意が必要です。1日履いたら2日間は休ませてあげたいですね。自宅でお手入れをするのであれば、薬局で購入できるエタノールで拭き取るといいですよ。また、カビが生えやすい靴底の部分のカビを防止するために、雨に濡れた日は壁に立てかけて保管するのがおすすめです」

 

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お父さん「お気に入りだから、ついつい同じ靴を履いていたけど、毎日履くだけでもカビが生える原因になっちゃうんですね……。月曜日に履いたら、木曜日まで待ったほうがいいなんて知らなかったです。ちなみに、自宅で靴磨きをする場合、どういった道具を揃えておけばいいでしょうか?」

 


山田さん「まずは、「シューツリー」、「馬毛のブラシ」、「豚毛のブラシ」、「靴用クリーム」、「クロス」は、最低限揃えたほうがいいですね。クリームは、靴と同じ色味のものを選びましょう。もしなければ少し薄めの色でもOKですよ。ちなみに、無色のクリームを使って磨くと、つま先やかかと部分の色が自然に薄れて、ヴィンテージ風になります。なので、そういう雰囲気が好きなのであれば、あえて無色をセレクトするのもいいですね」

 

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お父さん「ブラシは、柔らかい毛の馬毛のブラシと、毛が硬い豚毛のブラシの2種類が必要なんですね。クロスは使い古した靴下やストッキング、Tシャツなどでも代用できそう。それに、クリームの色ひとつで靴の風合いが変わるのはおもしろいですね! シューキーパーは、靴屋さんで靴の中に入っているのはよく見るけど、自宅でも必要なんですか?」

 


山田さん「そうですね。靴磨きをする際にシューキーパーを入れると、シワが伸びてクリームが浸透しやすくなるんですよ。サイズのあったシューキーパーを革靴に入れると、保管時にシワが伸びた状態になって、形の補正にもなります。さらに、木の素材が臭いや湿気を吸ってくれるので、消臭やカビ防止にもおすすめですね!」

 

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お父さん「なるほど! 革靴の寿命を伸ばすために、サイズの合ったシューキーパーを持っておくと良さそう。靴磨きって、クリームをどれだけつければいいかとか、正解がわからないんですけど、プロはどんな工程で行っているんですか?」

 


山田さん「まずは、靴にシューキーパーを入れ、馬毛のブラシでホコリを払います。このとき、靴紐は外すと奥にあるホコリも取れますよ。靴紐を通す部分が固定されている『内羽根』タイプは、一番下の穴に通された靴紐だけを残してあげてください。紐を通す部分が固定されていない『外羽根』タイプは、靴紐をすべて外しましょう」

 

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お父さん「僕が持っている革靴は『外羽根』タイプか。確かにきちんと外したほうが隅々まできれいにできますね! こうして見ると、靴底と靴のつなぎ目の部分にもホコリが溜まっている! ちゃんと取り除いてあげた方が良さそうですね」

 


山田さん「ホコリをはらったら、ブラシの表面に5mmほどクリームを付け、表面にクリームを塗っていきます。クリームが多くすぎるとシミになることがあるので靴の内側、履いた時に土踏まずがあたる部分から塗り始めるといいですよ。このとき、靴底と革のつなぎ目にクリームを塗るのも忘れずに。クリームの油分が水を弾くので、雨の日に浸水するのを防げるんです。クリームを塗ったら5分間放置し、馴染んだらクロスでクリームを拭き取りましょう」

 

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お父さん「クリームはほんの少しでいいんですね。自宅で靴磨きというと面倒なイメージだったけど、10分くらいで終わってびっくり。これからは早く家に帰れた日や、休みの日に自分でメンテナンスしてみます!」

 

10分で完結! 正しい革靴の磨き方

①サイズの合ったシューキーパーを革靴に入れる

②靴紐を外し、馬毛のブラシで入念に埃を払う

③靴の内側から靴全体に広げるようにクリームを塗る

④5分放置したら、クロスでクリームを拭き取る

 

定期的な靴磨きが長持ちの秘訣!

今まで「靴磨き」と聞くと、時間がかかるし大変なイメージだったけど、やってみると意外に簡単。山田さんに教えてもらった道具を一式揃えたら、やる気が出てきたぞ。これからは革靴を定期的に磨いて、もっと大事にしていこう!

 

教えてくれたのは……

ユニオンワークス 渋谷店 店長/山田岳人さん
ヒコ・みづのジュエリーカレッジ シューメーカーコースを卒業後、シューズメーカーに3年間勤務。2013年に、革靴や鞄の修理、販売を行うユニオンワークスへ入社。2017年に渋谷店店長に就任する。

日々の「参った!」というお悩みを5分で解決!「参田家(まいたけ)のおうち手帖」

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