独立ブランドからケリング グループ入りへ、大きく体制が変わったスイス時計界の名門ユリス・ナルダンから日本限定モデルが発売開始となりました。日本限定20本という希少モデルの魅力に迫ります。
コンビケースとエナメル文字盤が上質感を主張
ユリス・ナルダンは、かつて船舶用クロック「マリンクロノメーター」の製造で名を馳せたブランドです。
マリンクロノメーターは、まだ計器が未発達だった時代に、正確な現在時刻から船の現在地を読み解くうえで欠かせないツール。この時計の製造でユリス・ナルダンの製品は世界的な信頼を獲得し、世界の50か国以上の海軍に採用されていました。日本でも1905年の日露戦争時に使われた戦艦「三笠」にユリス・ナルダン社製のマリンクロノメーターを採用していたほどです。
この伝統を継承した現行品が、今年で誕生20周年となるユリス・ナルダンのフラッグシップコレクション「マリーン クロノメーター」。日本限定モデルは、自社製ムーブメントCal.UN-118を搭載した「マリーン クロノメーター マニュファクチュール」となります。
ベゼルに18KRGを採用し、ブルーのストラップとエナメル文字盤を組み合わせた特別仕様は、日常使いにも向くデザイン。文字盤に対してベゼル幅を狭くとることで、ゴールドの高級感をさりげなく演出できます。
シルバーカラーのケースは、アレルギー対策として肌に触れる裏ブタとラグにチタンを採用。この裏ブタとラグは一体型になっていて、ステンレススチール製のミドルケースと結合されます。昨今の時計業界のトレンドでもある複合ケースの構造が、細部のキワまでエッジの立った美しい仕上げも実現しています。
ラグは一般的なバネ棒ではなく、スクリュー留めを採用して堅牢製を高めています。ストラップは特別に深いブルーのアリゲーターレザーを使用。
エナメル文字盤は、2011年からユリス・ナルダン傘下に入ったスイス屈指の文字盤工房ドンツェ・カドランで製造。艶やかな質感を長年にわたって保つエナメル文字盤は、まさに一生モノにふさわしい仕様だといえます。
この日本限定の発売を記念して、全国のユリス・ナルダン取扱店にて、同社時計の購入者にブランドのオリジナルグッズがもらえるキャンペーンを開催(〜6月30日)。グッズがなくなり次第終了となるので、日本限定に限らず、ユリス・ナルダンの購入を検討している人は、この機会に思い切ってみてはいかがでしょうか?
ユリス・ナルダン
マリーン クロノメーター マニュファクチュール 日本限定モデル
Ref.1185-126LE/E0
200万円(税抜)
【SPEC】
ムーブメント:自動巻き(Cal.UN-118)
素材:ステンレススチール+チタン+18Kローズゴールドケース、アリゲーターストラップ
サイズ:直径43mm
防水性:10気圧防水
【URL】
ユリス・ナルダン http://www.ulysse-nardin.com