ここでは、今の季節にビジネスシーンで活躍する進化系コートを紹介。ヒート系ハイテク素材の採用はもはや当たり前で、“ヒーターを着ちゃう”時代が来ています!!
オーセンティックな面構えに先進機能を備えた一着を!
ビジネスシーンの軽装化に伴い、コート市場にも新たなトレンドが到来。独自のギミックや最先端の素材を採用し、見た目はスマートなのに、温かさは格段に向上したアイテムが人気を獲得しています。
そんな新潮流を象徴するのが、フランスのスポーツブランド、ルコックスポルティフのモバイルサーモコート。外部バッテリーを熱源とするヒーターユニットをウエア内部に搭載しており、まるで暖房器具を身にまとっているような心地良い温かさを体感できます。
一方、着脱式ライナーを搭載したコートも、各社が保温性を維持しながら、さらに薄く軽く進化させました。
重くて肩が凝るようなコートを着る時代はもう終わり。着心地抜群の最新コートを味方に付けましょう。
【その1】街ファッションに昇華したウェアラブルなヒーター
ルコックスポルティフ
モバイルサーモコート
5万3900円
問:デサントジャパンお客様相談室
従来はバイカージャケットや作業用ジャケットに用いられていたヒーター機能を、タウンで使えるステンカラーコートに採用。ヒートユニットは極細の電熱線を使用しておりゴワつきにくいです。最大7時間使用可能(弱モード)。
〇モデル着用分●ナノ・ユニバースのジャケット9020円、同パンツ6380円、同ニット8690円(以上ナノ・ユニバース カスタマーサービス)、スーツセレクトのリュック1万3200円(スーツセレクト恵比寿店)
<秘密は内ポケットに>
モバイルバッテリーで内蔵ヒーターを温める
左胸にUSBコネクタ搭載のポケットを装備。付属のモバイルバッテリーを接続すると、背中とポケットの2か所に内蔵したヒートユニットが作動します。
<スイッチ操作で温度調節が可能>
左胸のスイッチを3秒長押しすると電源オン。スイッチを押すたびに設定温度が変わります。赤(強)・白(中)・青(弱)のトリコロール配色。
【ヒーター内蔵マフラーもある!!】
ドウシシャ
ウェアラブルヒーター ネック
実売価格7678円
こちらも内蔵モバイルバッテリーでヒーターが駆動。フィルムヒーターを備え、強(約48℃)・中(約44℃)・弱(約40℃)の3段階で温度調整できます。最大40時間使用可能(弱モード)。
【その2】ウールライクな品のある見た目と優れた防風性・撥水性を両立
417 エディフィス
ファンクション 3Way ステンカラーコート
2万900円
問:エディフィス 渋谷
着脱可能なインナーダウンベストを備えた、3Way仕様のステンカラーコート。表地は、ウールライクな品のある見た目ながら防風性・撥水性に優れる。ストレッチ性も高く、イージーな着心地が楽しめます。
コーディネート分●エディフィスのジャケット1万9800円、同パンツ1万3200円、同ニット1万4300円(以上エディフィス 渋谷)、三陽山長の靴5万3900円(三陽山長 日本橋高島屋S.C.店)
【その3】ダウン並みの保温性を誇る革新的中綿により着膨れしない!!
スーツセレクト
NANO HEAT カルゼチェスター
3万800円
問:スーツセレクト恵比寿店
ふっくらとした質感の尾州産生地を使用。背中〜胸には、一般的なインナーダウンよりも厚みを7割抑えつつ、保温率は同等という極薄の中綿を搭載しています。肩パッドをなくし、芯地も少なくして軽快な着心地に。
コーディネート分●スーツセレクトのジャケット2万5300円、同パンツ1万780円(以上スーツセレクト恵比寿店)、ビーミング by ビームスのニット1万1000円、同 靴2万900円(以上ビーミング ライフストア by ビームス コクーンシティ店)
【その4】コットンのような風合いに吸光蓄熱機能を搭載
マッキントッシュ フィロソフィー
TROTTER ヒートサージストレッチ GATWICK
5万9400円
問:SANYO SHOKAI カスタマーサポート
コットンライクな高機能ポリエステル素材を使用。太陽の光を吸収し、熱エネルギーに変換する吸光蓄熱機能を備えています。撥水性・ストレッチ性に優れ、ラフに着られるのがうれしい。手洗い可能なライナーが付属。
モデル着用分●マッキントッシュ フィロソフィーのジャケット4万4000円、同パンツ2万2000円(以上SANYO SHOKAI カスタマーサポート)、ナノ・ユニバースのシャツ7920円(ナノ・ユニバース カスタマーサービス)、ビーミング by ビームスのタイ5390円、ジャラン スリウァヤの靴3万3000円(以上ビーミング ライフストア by ビームス コクーンシティ店)
【防水透湿+αの”ハイスペ”フーディも旬!!】ファサッと羽織るだけでサマになるうえ快適
「保温性はさほど重視しない」という人には、スーツの上からラフに羽織ってカッパのように雨風をしのげる、こんな高機能フーディがオススメ。長い着丈と、フードのボリューム感がスタイリッシュです。
【その1】シンプルを極めたデザインに雨具に求められる機能を凝縮
ヘリーハンセン
コンフォートトレック レインコート
3万9600円
問ゴールドウイン カスタマサービスセンター
優れた防水透湿性としなやかなストレッチ性を両立したレインウエア。背中には蒸れを逃がす大型ホールを備えるなど、防水ウエアからスタートしたブランドならではの工夫が光ります。
【その2】街でも映えるファッション性とバッグ要らずの収納力を兼備
ザ・ノース・フェイス
ガジェットハンガーコート
6万8200円
問:ザ・ノース・フェイス スタンダード
「ハンガー(格納庫)」という名を持つ、都市生活の必需品をスマートに携帯できる一着。3層のGORE-TEX Proを採用し、フィールドでも通用する高い防水透湿性を実現しました。
【その3】1万円ちょいで手に入る全天候型モッズコート
ユニクロ
ブロックテックモッズコート
1万989円(一部店舗のみで販売)
問:ユニクロ
ディテールでビンテージ感を表現しつつ、独自の2.5層素材が高い防水・防風性を実現。どんな天候にも対応するうえ、ゆったりシルエットでレイヤードもしやすい万能コートです。
文/井上泰佑 撮影/島本一男(BAARL) スタイリング/四方章敬 モデル/中園健太(HEADS)
【フォトギャラリー(GetNavi webにてご覧になれます)】