ファッション
2016/7/5 17:00

時計を売るにも資格が必要!? ウオッチコーディネーター資格検定制度って何?

時計の修理を行うために時計修理技能士という国家資格があるように、時計を販売する人のための「ウオッチコーディネーター」という資格があるのをご存知でしょうか。この資格、まだ歴史は浅いのですが、過去5回の検定で述べ約2500人が受験し、通算1691人が認定されています。次回の試験から上級資格が新設されるなど、時計業界で働く人にとって重要度が高まっている資格なんです。

 

なんで時計を売るのに資格が必要なのか?

日本の時計市場規模は年々拡大を続けていて、2015年には過去最高となる9002億円(日本時計協会調べ)となっています。もちろん腕時計は星の数ほど選択肢があり、価格も百円均一のものから上を見ればキリがありません。

 

 

こうした多様な商品群の中から、正しい知識を持って顧客のために時計を提案できるような接客スキルを資格としたのが、「ウオッチコーディネーター」というわけです。

 

試験の内容は、時計の歴史や機構、現在の業界事情、接客マナー、アフターサービス対応など、多岐に渡ります。ただ、設問は公式テキストの中からの出題となるので、はっきり言ってしまいますが、勉強すれば短期集中の対策でも合格できる可能性はあります。

↑ウオッチコーディネーターテキストのサンプル
↑ウオッチコーディネーターテキストのサンプル

受験資格は「日本国内に連絡可能な住所があること」だけ。実務経験なども問われません。

 

↑筆者も検定試験を受けて、なんとか合格(自己採点で本当に合格ライン、ギリギリでした)。資格保有者の証としてピンバッジがもらえます。
↑筆者も検定試験を受けて、なんとか合格(自己採点で本当に合格ライン、ギリギリでした)。資格保有者の証としてピンバッジがもらえます。

 

 

店長やリーダーに向けた上級ウオッチコーディネーターを新設

上記の通り、ウオッチコーディネーターは意欲さえあれば誰でも受験できますが、新設の上級ウオッチコーディネーターはそうはいきません。

 

1回目は、2017年1月に実施が予定されていますが、受験できるのはウオッチコーディネーター資格の既取得者のみ。内容も、店長やリーダークラスの人に向けたものとなり、ワンランク上のテキストが別に用意されています。

 

上級ウオッチコーディネーター用のテキストでは、時計販売のプロが当然知っておくべき内容の総合的な解説に、個々のテーマをより深く掘り下げたパートが加えられているとのこと。製作にあたった日本時計輸入協会によれば、「時計販売のプロが頼りにできる座右の書と呼べる内容」とのこと。

↑上級ウオッチコーディネーターテキストのサンプル
↑上級ウオッチコーディネーターテキストのサンプル

主に商品に関するA編と、主に販売に関するB編の分割受験ができるようにしたそうで、かなりレベルの高い試験内容となりそ

うです。

 

一般的な認知度はまだまだですが、ウオッチコーディネーターの受験を店員に推奨する正規店は意外と多いです。もし販売員でなくても、協会が主催する懇親会やセミナーなどに参加すれば、時計業界の事情通になれるかも。

 

肝心のテキストは、最寄りの書店で注文するか、協会のJWIA-CWC事務局(03-3548-9042)へお問い合わせを。

 

book

■ウオッチコーディネーター資格検定試験概要

【名称】第6期ウオッチコーディネーター資格検定試験(年1回開催)

【日時】2017年1月25日(水)13:00~15:00

【場所】東京日本教育会館一ツ橋ホール、大阪天満研修センター

【料金】7,000円

【方式】約50問、100答のマークシート方式

【受験資格】学歴・年齢・性別・国籍に制限はありません。ただし日本国内に連絡可能な住所があること。

【試験に関して】筆記試験はマークシート方式。出題範囲はテキストから幅広く出題されます。(時計発展史、時計の流通、時計の種類、

ムーブメントの知識、外装の知識、外装とムーブメントの装飾、オーバーホールの実際、標準化、ウオッチデザインの変遷、

販売の基礎知識、時計の取り扱い、時計及びその販売に関する法律について等)。

【実技実習】筆記試験合格者にのみ、1日の実技実習を受講いただきます(機械式時計の分解・組み立て、歩度調整、裏蓋開閉、

クオーツ電池交換、ブレスレットコマ詰め等)。尚、当協会主催の機械式時計技術講習会受講者の方、

ならびに現在時計の修理ご担当の方、時計学校に在籍あるいは卒業された方は、実習が免除される場合があります。

 

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■上級ウオッチコーディネーター資格検定試験概要

【名称】第1期上級ウオッチコーディネーター資格検定試験(年1回開催)

【日時】2017年1月25日(水)A編 13:00~15:00、B編 15:15~17:15

【場所】東京日本教育会館一ツ橋ホール、大阪天満研修センター

【料金】9,000円(一括受験)、5,000円(分割受験)

【方式】約200問200答のマークシート方式、分割受験はその半分

【会費】20,000円(5,000円の登録料、15,000円の5年分年会費、現行会費の残額は年会費に充当)

【受験資格】現行のCWCウオッチコーディネーター資格の既取得者、また、その資格を維持されている方

【分割受験】試験は、主に商品・製造に関するA編と、主に販売・マーケティングに関するB編に分けて出題されます。

 

【URL】

日本時計輸入協会 http://www.tokei.or.jp

ウオッチコーディネーター資格検定 http://www.tokei.or.jp/cwc/

 

 

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