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2022/12/30 11:30

2022年もエグかった、「ナイキ」のコラボスニーカー5選。やっぱり絶対外せないのは……

2022年も群雄割拠だったスニーカーシーン。日本国内外問わず、様々な話題のモデルが登場してSNSなどを中心に大いに盛り上げてくれましたね! そんな中でもやはり一番多くの注目を集めたのが、NIKE(ナイキ)でした。そこで今回は、2022年に数多くリリースされたナイキのスニーカーの中から、ライター本間が特に印象に残ったコラボレーションスニーカー5選を紹介します。「そう言えばこんなモデル出てたな~」という気持ちで振り返って見て下さい!

 

【その1】ラグジュアリーブランドのキングとのコラボがついに実現!

 

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ルイ・ヴィトンのインスタグラム(@louisvuitton)より

ルイ・ヴィトン × ナイキ

ナイキ エアフォース1

2018年にルイ・ヴィトン メンズコレクションのクリエイティブディレクターとして就任したのが、「Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)」。ヴァージル・アブローはナイキとのコラボレーションを何度も実現してきたハイエンドストリートブランド「Off-White(オフホワイト)」の創設者でもありました。彼が就任してから、常に絶えなかった噂が、ルイ・ヴィトンとナイキのコラボレーション。それが2022年、遂に実現したのです!

 

ナイキのアイデンティティともいえる「エア フォース 1」をベースに、アッパーの全面に、ルイ・ヴィトンを象徴するモノグラムやダミエ柄をオン。ミッドカット版にはグラフィティを配したり、アッパーの素材にスエードカーフレザーを使用したローカット版もラインナップしたりと、全47モデルがリリースされました。

 

しかもプライスはローカットが31万円(税抜)でミッドカットが38万7000円(税抜)と、かなりの強気。それでも即完売ですからね。世界中のスニーカーヘッズだけではなく、世界中のファッションピープルを夢中にした2022年のトピックスのひとつでした。

 

【その2】個人的にツボな「コルテッツ」とツボな「ユニオン」が融合した一足!

 

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ユニオン東京のインスタグラム(@uniontokyo)より

ユニオン×ナイキ

コルテッツ

アメリカ・ロサンゼルスのセレクトショップ「UNION(ユニオン)」。このショップには「Supreme(シュプリーム)」の創設者James Jebbia(ジェームス・ジェビア)」も立ち上げに関わり、1989年ニューヨークのソーホーに第1号店がオープンしました。まだ無名だったブランドを独自の視点でセレクトし、多くの人気ブランドへと育てたことでも知られる名店なんです。

 

そんなユニオンとのコラボレーションのベースとなったのは、1972年に誕生し、2022年で50周年を迎えた「コルテッツ」です。本コルテッツは2021年で創立30周年を迎えた「ユニオン」とのダブルアニバーサリーを記念したモデルなんですね。

 

ミシガンカラー“コンキ”ダンクのオリジナルの価格が高騰していた90年代後半。筆者はダンクにとても手が出せなかったので代わりに愛用していたのが、コルテッツの“ブルー×イエロー”。“コンキ”ダンクに比べて青みは少し薄かったですが、筆者的にはコルテッツの“コンキ”と呼んでましたね(笑)。いつしかコルテッツは“代わり”から“好き”に変わり、その気持ちは今でも変わりません。

 

【その3】ローテク&ハイテクの混じり合う様に惹かれました!

 

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サカイのインスタグラム(@sacaiofficial)より

ナイキ×サカイ

ズーム コルテッツ 

2015年から幾度となく展開されてきた、日本発のファッションブランド「sacai(サカイ)」とナイキとのコラボレートコレクション。二重になったスウッシュやシュータンのデザインが特徴的で、リリースされる度に即完売し、スニーカー市場でプレ値で取引されています。

 

そんなナイキ×サカイのコラボレーションモデルとして、2022年8月と12月の二度に渡ってリリースされたのが、「ナイキ×サカイ ズーム コルテッツ」です。ベースとなっているのは、言わずもがなの「コルテッツ」。筆者の大好きなコルテッツのフォルムを継承しながら、サカイコラボの特徴である二重のディテール使いのほか、ミッドソールにはナイキの最新テクノロジー「ナイキ エア ズーム ポッド」を搭載するなど、機能性までも大幅にアップデート。

 

コルテッツのクラシック&シンプルなデザインを留めながら、想像を超えるハイテクアレンジを果たした今作。筆者的には映画「バック トゥ ザ フューチャー」に登場する、タイムマシンに改造された「デロリアン」のように感じます。

 

【その4】シュプリームらしいエッジ効きまくりな一足!

 

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シュプリームのインスタグラム(@supremenewyork)より

シュプリーム×ナイキ

エア マックス 98 TL

2022年11月にリリースされた今作は、全体を同じ色で統一し、アッパーにシンセティックレザーとメッシュを採用。ヒールには“SUPREME”の文字をあしらい、サイドのスウッシュなど随所にリフレクティブ加工を施しています。

 

ベースとなっているのは、1998年にリリースされた「エア マックス 98 TL」。このモデルを元々知っていた方は、果たしてどのくらいいたでしょうか? オリジナルが登場した1998年といえば、ハイテクスニーカーブームはすっかりとなりを潜めた時期でした。「ナイキ エア テラ フマラ」や、80年代アディダスの上物「アティテュード」、「ユーイング」といったスニーカーを求めて、渋谷&原宿界隈のショップをウロチョロしていた当時。エア マックス 98 TLというと、とあるショップのワゴンセールで置いてあった記憶があります。ハイテクしまくりなデザインに、3Mのリフレクターを散りばめるという、かなり奇抜な存在感を放っていましたね。

 

そんなマイナーなモデルをベースにするとは、シュプリームのエッジの利かせっぷりには脱帽です! 2021年には「ナイキ エア トレーナー 3」でコラボしたり、「ナイキ エアマックス 96」ではアッパーにクリアパーツを多用してスケスケデザインにアレンジしたりと、“攻め過ぎ”な姿勢が素晴らしかった。そんなシュプリームらしいマインドを、2022年でもまざまざと見せつけられましたね。アッパレです!

 

【その5】ナイキコラボを挙げるなら「トラヴィス・スコット」は外せないでしょ!

 

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トラヴィス・スコットのインスタグラム(@travisscott)より

ナイキ×トラヴィス・スコット

エアジョーダン1 ロー“リバース モカ /ブラックスウッシュ”

現在、ファッションアイコンとして世界で最も名を馳せている人物と言えば、ヒューストン出身のラッパー「トラヴィス・スコット」。これまで彼はナイキと様々なコラボレーションスニーカーを展開してきましたが、中でも「エア ジョーダン 1」をベースにしたコラボモデルは、絶大な人気を獲得しています。そのデザインの特徴といえるのが、反転したスウッシュ。2019年に初めて登場した際には“こんな事って可能なのか!?”と、多くのスニーカーヘッズは度肝を抜かれました。

 

エア ジョーダン 1コラボの第5弾として2022年7月にリリースされたのが「ナイキ×トラヴィス・スコット エアジョーダン1 ロー“リバース モカ/ブラックスウッシュ”」です。こちらは発売前にトラヴィス本人が着用した写真が出回り、“一般発売はあるのか? ないのか? どっちなんだ!? ”と話題を集めた一足。

 

トラヴィスがオフィシャルで運営しているファッションブランド「カクタス ジャック」のアイテムにも通ずる、ヴィンテージテイストな素材感&カラーリングもポイントですね。それと、トラヴィスというファッションアイコンの存在と、発売前にSNSで話題が先行する、現代のファッションシーンを象徴する一足。つい先日もオールブラックが発売されて、大変な話題を呼びましたが、先述したように、筆者的には彼らしいカラーリングをまとった今作を挙げさせて頂きます!