Googleがあと数ヶ月でフラッグシップ機「Pixel 10」シリーズを発表・発売すると噂されるなか、その標準モデルのプロトタイプとされるデバイスが中国のオークションサイトに登場しました。

中国の大手中古品フリマサービス「閑魚(goofish)」にて、「Pixel 10のプロトタイプ基板(マザーボード)」が出品され、実機とされる写真2枚とTensor G5ブランドの基板写真が公開されています。この基板は、量産前の最終段階であるEVT(Engineering Validation Testing)ユニットから入手したものと説明されています。
そのうちの1枚は、ディスプレイが点灯しているPixel 10プロトタイプ本体の写真です。ただし、そこには「Liquid Detection Indicator(水濡れ検出インジケーター)」の表示や、EVTモデルのはずなのに「DVT(Design Validation Test)」といった記載があるなど、不自然な点も見られます。
それでも、筐体デザインやプロトタイプらしい刻印などから、本物のPixel 10プロトタイプである可能性は高いとみられています。
今回のリークで特に注目されているのは、Pixel 10標準モデルに望遠レンズが追加されるという以前からの噂を裏付けている点です。一方で、メインカメラや超広角カメラの画素数がダウンする可能性も指摘されています。

Pixel 10標準モデルは、全体としては控えめな進化にとどまるとみられていますが、それでも望遠レンズの追加が強い差別化要素となるか、今後の動向が注目されます。
Source: goofish
via: 9to5Google