
Anker(アンカー)から販売中のワイヤレス充電対応モバイルバッテリー「Anker Nano Power Bank(5000mAh, MagGo, Slim)」。マグネット式でスマホにくっつけることが可能なほか、薄型設計で持ち運びもしやすいことが大きな特徴です。
Ankerに貸与されたサンプルが手元に届いたので、実際に使用感をチェックしてみましょう。
約8.6mmで持ち運びやすい。iPhoneにもくっつく

Anker Nano Power Bankの特徴はなんといっても、その本体の薄さ。実際のサイズは約幅102×奥行71×高さ8.6mmで、iPhone最新機種「iPhone 17 Pro Max」の8.75mmとほとんど変わらない厚みと言えます。前世代までのiPhoneはもう少し薄めの設計ですが、保護ケースなどをつけて使っている場合は、Anker Nano Power Bankの方が薄くなるでしょう。
ちなみに重量は約110g。一般的なモバイルバッテリーは容量を稼ぐためにやや存在感のあるサイズ・重量になっている場合も多いですが、本製品であれば、ビジネスバッグなどの隙間にたやすく入るので、持ち運びに苦労することはないはずです。

重量308gのAnker製人気モバイルバッテリー「Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)」と比較しても、そのコンパクトさが際立ちます。

本製品のもうひとつの特徴が、本体にマグネットを内蔵していること。「何に使うの?」と思う人もいるかもしれませんが、これはiPhoneシリーズの「MagSafe」と組み合わせての利用が想定されています。
そのままiPhoneにくっつければ一緒に持ち運べますし、後述するようにワイヤレス充電規格「Qi2」にも対応しているため、そのままケーブルレスでの本体充電が可能なのです。特にケーブル装着の手間がないことが便利で、背面にバッテリーをくっつけたままでも使いやすいことがメリットと言えます。
バッテリー容量は5000mAh。一日利用なら十分

Anker Nano Power Bankのバッテリー容量は5000mAh。iPhone 17 Pro Maxなら、バッテリーが0%の状態からでもほぼ丸々1回ぶんの満充電ができますし、「iPhone 17」や「iPhone 17 Air」などのスマートフォンなら1回ぶん+αの余裕があります。
本体が薄いぶん、大型のモバイルバッテリーに比べれば容量は大きくありませんが、旅行のように頻繁にスマホを使うような場面で保険として持つのであれば十分でしょう。デメリットといえば、複数人で使うような用途には向かないことでしょうか。

充電方法は2通りで、先に述べたように「Qi2」対応スマートフォンなら最大15W出力での充電が可能です。本体下部にはUSB Type-Cポートを用意しているため、別途ケーブルを用意すれば最大20Wでの有線充電にも対応します。
基本的にはMagSafeとQiを使う想定の製品ではありますが、非対応のスマートフォンやワイヤレスイヤホン、スピーカーなどの充電の際は有線ケーブルを使いましょう。
日々の持ち歩きがとにかく快適

実際に手持ちのiPhoneと組み合わせて何日か使ってみたのですが、ケーブルレスでモバイルバッテリーを付け外しでき、そのまま充電まで可能なのはとにかく快適です。重さもそこまで気にならず、バッテリー残量を心配しなくていい安心感が大きいので、スマホを持ち出す際は自然とこのモバイルバッテリーを装着するようになりました。
スマホのバッテリーがヘタってきた、あるいは外出時間が長く、動画視聴やゲームを長時間楽しみたいといった人には特にオススメできます。注意点として、iPhoneケースと併用する場合は必ずMagSafe対応のケースを選んでおきましょう。
普段使いに最適な一台

直販価格は6,990円(税込)。薄型軽量でポケットに入れて気軽に持ち運べ、ケーブルレスでiPhoneが充電できるAnker Nano Power Bank、個人的には「いま一番欲しい」モバイルバッテリーです。