次期「Android 16 QPR2」、3つの新機能が明らかに。

ink_pen 2025/8/21
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次期「Android 16 QPR2」、3つの新機能が明らかに。
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

Googleは、2025年からAndroidを年間2回のリリース体制に移行しました。

メジャーリリースとマイナーリリースの2段階に分けて展開するようになり、Android 16のメジャーリリースは2025年6月に公開済み。

マイナーアップデートにあたる「QPR2」は2025年12月初旬に登場する予定です。

↑次に来る新機能は何?(画像提供/Denny Muller/Unsplash)

このAndroid 16 QPR2において追加される主な新機能が明らかになったと報じられています。

Android情報サイト「Android Authority」によれば、その内容は以下の通りです。


1: AIエージェントによるアプリ操作機能

Android 16で導入された「App Functions API」により、アプリの主要機能を音声アシスタント経由で実行できるようになりました。

例えば、レストランアプリなら、アプリを開かずに音声だけで注文できるといった具合です。

現時点では制御が難しい部分もありますが、QPR2では「どのアシスタントがどのアプリを操作できるか」を細かく管理できる設定画面が追加される予定です。


2: 柔軟なペアレンタルコントロール

現在の「Google Family Link」は家族グループ内の親しか管理できませんが、QPR2では「ローカル監督」機能が導入されます。

PINコードを利用することで、離れている親や信頼できる他の大人も子どもの端末を管理できるようになります。

具体的には、画面使用時間の制限、アプリ制限、不適切なサイトや情報を自動的に遮断するコンテンツフィルタリングなどを、デバイス上で簡単に設定できる仕組みです。


3: UWB(超広帯域無線)の強化

QPR2では、新しい「FiRa 3.0」仕様に対応したUWB機能が追加されます。

これにより、複数のUWBアプリを同時に利用したり、データ転送効率や信号品質、セキュリティの強化が図られたりします。

具体的なユースケースとしては、公共交通機関の運賃支払い、非接触決済、アクセス制御など高度な用途が想定されています。

Source: Android Authority

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